高田馬場に炊き立てのご飯あり〼
高田馬場の前から来たかった定食屋さん。「炊き立てあり〼」ってお店に来てみる。
高田馬場は不思議な街です。看板が多い。しかも大きく、赤や黄色の目立つ色した看板だらけでどこか台湾の街を見ているような気がする。ガチ中華のお店も多くて、そんな街のランドマーク的なカオスなビルの地下にあるお店。
地上からエスカレーターで降りると目の前が蘭州牛肉面の店がどんっとあり、低い天井、暗い通路が怪しい空気を醸し出す。カウンターだけ。オープンキッチンの目立つところに小さなが羽釜が並んでて、それで炊いたご飯を炊き立ての状態で提供するというのが売りで店名の由来でもある。

10分少々待つことになる。
最初は静かだった羽釜が湯気を吐き出し始め、ほどよいところでやっとこ使って羽釜をとる。
陶器の袴にのせてお膳で運ばれてくる。
メインのおかずに副菜を一品選んで定食にする。
だし巻き卵が名物的に扱われていて、他には焼き鮭、豚の角煮にうなぎの蒲焼。
蒲焼半尾を選び、副菜はだし巻き卵のハーフサイズ。汁に漬物でひと揃え。
羽釜ご飯のおいしい食べ方が書かれてて、まず蒸らせというのにちょっと笑っちゃう。
蒸らして出せばいいのだろうけど、手間もかかるし提供時間が遅くなるから自己責任にしたのでしょうネ…、ちょっと賢い。
羽釜ご飯独特のちょっと硬めの仕上がりで、ご飯の粒の一つひとつを感じるような情報量の多さが特徴。蒸らし時間が短かったこともあるかもしれないけれど、これをおいしいと感じるか硬いと感じるかは人それぞれでしょう…、ぼくは好き。
うなぎの蒲焼はなかなかでした。脂がのってて今日のご飯との相性ぴったり。
だし巻き卵はかなり残念。真空調理なのかなぁ…、ボソボソしてる。もしかしたら冷凍保存していたのかもって思えるほどにボソボソで、ハーフサイズでももてあますほど。
おかわり用に出汁で炊いたご飯が用意されていて、鰻と一緒に食べると即席ひつまぶし的になるのがたのしい。悪くない。






