静かな午後においしい料理で景気づけ

伊勢丹にきたら静かでびっくり。
デパ地下も小売のフロアも閑散として、最上階の食堂街も人影まばら。
銀座アスターで中国料理を食べたいなぁ…、と思ってきたらいつもは開店待ちの長い行列ができてる一番人気のこの店に、待ち客たった2組という異常事態にドキドキしちゃう。
お店の人に「随分人が少ないですネ」って言うと「オリンピックが始まってから徐々に減りはじめここ数字はコロナのせいで泣いちゃいそうなくらいに静かなんですよ」って。しかも今日は台風です。こういうときにわざわざ来ていただいたお客様に、せめていいサービスで感謝の気持ちをと思うのですけど、密を避けるため接客の回数と時間は最小限にって指導されてて、途方にくれる気持ちなんです…、と。
景気づけにおいしいものを食べて帰ろうとフカヒレスープをまずたのむ。

スベスベしたヒレが奥歯でゴリゴリ壊れる。ハリがあるのになめらかなヒレ。軽くとろみのついたスープと一緒に口の中をスルスル滑って消える。
なによりスープのおいしいこと。透き通った上湯に混じる鶏やら海産物やら金華ハム。贅沢な素材滲み出したうま味や風味が重なってどっしりとしたスープの味わいにうっとりしながらお腹の準備を整える。
春巻き一本。薄い小麦の生地がサクッと揚がって、なかからとろみをもった野菜餡が流れ出す。たけのこ、ピーマン、鶏肉がみんな同じ細さに切りそろえられシャキシャキとろんと歯ざわりたのしいオゴチソウ。
メインにたのんだ海の幸の焼きそばがやってくる。

揚げた麺か焼いた麺が選べて焼いた麺にする。
よく焼いてパリパリにしてくださいネ…、ってお願いをして到着直後に麺の状態を確かめる。
…とウットリするほど見事に焼かれてて、思わずヤッホー!
勢い込んで口に麺をひとかたまり放り込んだところで小さなせいろがやってくる。
そうそう。
蒸し点心をたのんでいました。
クシュクシュしてところどころが焦げてバリバリ香ばしい極細の麺を食べながら点心たのしむのもまた乙なもの。
エビ蒸し餃子に肉餃子。
注文してから生地でくるんで蒸し上げた…、だから時間がかかったのでしょう。ムチムチとした海老蒸し餃子の生地がプルプルのエビのすり身を引き立てて、さっくり歯切れる生地で包まれた豚肉餡はなんともジューシー。

あんかけ焼きそばという料理のステキなところは、麺料理とうま煮料理という2つの料理を食べているようなたのしさがあるところ。特にここの海の幸の焼きそばはエビに帆立の貝柱、イカがどっさり。たけのこ、小松菜、キャベツネギにしいたけ、しめじにふくろ茸。
このキノコがたっぷり入っているのがタナカくんはちょっと苦手で「これなら海の幸の焼きそばじゃなくて、キノコと海の幸の焼きそばって言ってほしいよね」なんて言ってた。でもキノコが苦手じゃないボクにとっては分厚く立派なしいたけに餡がたっぷり絡んだところがなんともおいしく1人でキノコをバクバク食べてた。今日もしみじみなつかしい。

 

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