青山のウエスト、青山のブノワ

時折雨脚が強くなる今日の東京。こういうときの打ち合わせは、ゴキゲンな空気に満たされた場所でしなくちゃいいアイディアが湧いてこない。
それで青山の「銀座ウエスト」を選んできます。
いつもにぎやかなこの店も、さすがに雨ふる午後には静かですんなり座れる。ケーキのサンプルを見せてもらってまずはバターケーキを選んでたのむ。
なめらかなバターの風味になめらかさ。粗目に焼けたスポンジケーキと混じってゆっくりとろけていくのがなんともおいしい。
ゴルゴンゾーラのパフもたのんでみんなで分ける。乾いて焼けたシュー生地にたっぷり絞り出されたゴルゴンゾーラチーズを混ぜた生クリーム。舌に乗せると口の温度でたちまちとけてゴルゴンゾーラの風味が口いっぱいに広がっていく。

それから喫茶室限定のミルフィーユ。
注文してから仕上げるケーキ。
さっくり焼けたパイ生地にカスタードクリームを折りたたむように絞り出し、生地で蓋して粉糖パラリ。
銀座ウエストといえばリーフパイで有名な店。
このパイ生地は格別おいしい。ショートニングの香りにバターの風味。ザクッと崩れてパラリと散らかりぽってりとしたクリームと混じって口をなめらかにする。
ここに来たらホットケーキを食べなきゃいけない。
大きく焼かれたホットケーキ。運ばれてきた途端に焼けた小麦の甘い香りがお皿の上から立ち上がり、生地はふっくら、表面サクサク。メープルシロップをたっぷり吸わせてパクリ頬張る。思わず笑う、おゴチソウ。

 

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夜はビストロブノアで会食。
フランスの名シェフ、アランデュカスの料理を気軽なムードでたのしむことができる名店。
お店の人の気さくでしかも情熱に満ちたサービスがなによりゴチソウ。
今日の料理の内容を丁寧に、しかもわかりやすく説明してくれる口上を聞けば聞くほど全部食べたくなっちゃって、注文を決めることに難儀する。
そのなやましさもまたゴチソウ。
前菜にタコのマリネを選ぶ。晩柑のピュレの上に明石のタコのマリネを飾る。ピュレは苦く酸っぱくて、タコはプルンとなめらかにしてハリがある。ひと噛みごとにお腹が空いてくるようなさわやかな夏の逸品。
メインは鴨のグリルを選ぶ。脂は少なめ、肉はロゼ色、つやつやしていて見るからジューシー。焼いた鴨のジュースとブラッドオレンジの果肉を煮詰めたソースを従えやってくる。

その食感のなめらかで、まるでローストビーフを食べているような肉感的な噛みごたえ。鴨独特の野生の香りがかすかにかおり、クチャっと潰れて消えていく。
サイドに添えたカブの状態がこれまた見事で、熱が入っているのに生であったことを忘れぬ歯ごたえ。うっとりします。
岐阜の銘柄豚、ボーノポークのローストもおいしくお腹はたのしく満ちる。
〆にチョコレートケーキとそば粉のアイスクリームの盛り合わせ。ケーキのベースはそば粉のクロッカン。バリバリ壊れて散らかって、ときおりまじる岩塩の塩気がチョコの苦味、甘みに酸味をひきたて夜のお腹に蓋をした。

 

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