新宿三丁目、長春館で肉をボーボー焼いて昼

新宿三丁目と新宿二丁目の境目あたりに「長春館」っていう焼肉の店がある。
一日、おいしい煙が噴き出していて風向きによっては伊勢丹あたりまで焼肉の匂いがしてくる(…、ってそれはオーバー:笑)。
でもそれほど存在感のある館。
一階から三階までが焼肉店で、そこから上はホテルというちょっとカオスな感じもステキ。
若い頃、おごってもらったことがある。
何を食べたかはまるで思い出せないんだけど、かなり上等なものを食べさせてもらった記憶だけがある。
自分でお金を払って食べたことはなく、いつか…、と思うもいつもたいてい待ちの行列。
果たせずにいたら今日はなんとまだ空きがある。二階へどうぞ…、と言われ螺旋階段を上がって二階へ。
もう煙い(笑)。お盆の上にメニューが置かれ、注文するとメニューのかわりに炭が入ったステンの器。下には水が入った器の二重構造。網がおかれて焼ける準備がサッサと整う。

ミックスランチ、肉大盛りと注文をする。
ハラミとカルビが半分半分。お重の中に収められてきて野菜サラダに白菜キムチ、もやしのナムルでひと揃え。これにご飯とわかめスープがやってくる。ちなみにご飯とわかめスープはお替り自由。
隣のすでに焼き始めているおじさんがいきなりご飯にスープをかけて、サラサラ食べておかわりしてた。痩せているのに大食漢!
程よい肉です。カルビは脂がしっかりしててタレをかけているのだけれど、それを弾いてキラキラしてる。ハラミはタレを揉み込まれしっとりくったり。早速炭で焼いていく。

やきはじめたら追加の冷麺。
ハーフポーションをお願いしてた。
半分ライスにしたのは冷麺も一緒に食べたかったから。
何を食べたか忘れたけれど、ここの冷麺がおいしかったことはなぜだか覚えてて、それでたのんだ。

具材タップリ。
鶏胸肉を蒸してせせったの。キムチに薄切りきゅうりの酢漬け。茹でた玉子にネギになぜだかパイナップル。それからチェリーとなかなかニギヤカ。
太すぎず、細すぎずの麺にからむスープは濃厚。牛骨の深い旨味にキムチの酸味。お酢をくわえてズルンと食べると、かなりの旨さにウットリします。

冷麺の上に焼いたカルビを一枚のっける。
肉の脂がスープに溶け出し、これがおいしい。麺と一緒に熱々の肉を頬張りとろけをたのしんだ。
それにしてもスゴイ勢いで煙がでてくる。
ボクの網からだけじゃなく、あっちでモクモク、そっちでモクモク。
あっという間にお店の中は煙まみれになっていく。
でもそれがいいんでしょうね…、肉を焼いてたのしむ醍醐味。会社に帰って焼肉臭に嫌な顔する人もいるに違いないけど、そんなことには負けぬ食欲、暴れる欲望。ボクもたっぷり煙を浴びる。
焼いた肉をサラダの上にのっけてパクリ。シャキシャキとした葉っぱの食感が肉のねっちりを引き立てる。タレをタップリまとわせてご飯の上にのっけてパクリ。キムチも一緒に味わえば、これ一口で午後の気持ちが晴れ晴れとなる。おごちそうです…、腹いっぱい。

 

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コメント

  1. to22by

    (このコメント、個人差大だと思うので、消してしまってください)

    同じ器に生肉とサラダやナムルなどそのまま食べるものが一緒に入っていて平気ですか?もしかして生肉が触れたところに、他の食べものが触れていないかとか、生肉を漬けたタレが飛んでないかとか心配になりませんか?本当に個人的なことかもしれませんが、美味しそうと思う前に、驚いてしまったので書かせていただきました。

    • サカキシンイチロウ

      to22byさん
      確かに抵抗のある人もいるでしょうね。
      ただ厨房の中の状態次第では心配されてらっしゃる事態が日常的に起こってしまっているお店もかなりあるのが実情。
      お店を信頼するかどうかの問題になっちゃいますね。
      生肉のすべてが悪さをしてしまうワケでもなく、心配しすぎるとレアのステーキも食べることができなくなっちゃう。永遠に続く悩ましい問題とだけお答えしておきます。

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