銀座の酒蔵、酒の穴にてお好みランチ、茶碗蒸し

昼を久しぶりの酒の穴。
酒の穴とはあたかもタイガーマスクの「虎の穴」のごとき、おどろおどろしく勇ましい名前でござる。正式な名前は「利き酒処酒の穴」でますますおどろおどろしい(笑)。
「らん月」というすき焼きが人気の和食の店の、一本丸ごと直営店というビルの地下にある。
大きく口を開けた洞穴みたいな階段をズンズン降りた先に入り口。待ち受けるのは着物姿も凛々しい女性スタッフたちで、笑顔控えめ、キリッとしていてあたかも和服バーテンダーのよう。
座り心地の良い、夜はおそらく酒飲み用のカウンターに女性が次々座っていくのが勇ましくって目に眩しい。

テーブルごとに電熱稼働の酒燗器が埋め込まれているのがさすが酒の穴的と感心します。とはいえ昼から酒をたしなむ人がほとんどいないところが平日、銀座のお昼時。
お好み定食というのがここの昼の名物料理。
10種類ほどの料理の中から3品好きなものを選んでそれにご飯に漬物、汁がついてひと通りとなる。野菜料理や揚げ物、焼き物、あるいは麺類と品揃えは多彩。たのみ方によっては揚げ物ばかりの男定食から、野菜がメインの健康定食と自由気ままなメニューが組める。

今日の目当ては茶碗蒸し。
寒いお昼に熱々でやわらかいもので体を心から温めたくてそれをメインに定食を組む。
ここの茶碗蒸しはどっしり大きく、メインをつとめるにふさわしい量。

銀座8丁目の長崎料理吉宗の茶碗蒸しほど大きくはない。
でもそのなめらかさ。
出汁がしっかり効いてて味わい深いところや中からゴロゴロ具材が転がし出してくるところ。
どれもかの店の茶碗蒸しと双璧をなすオゴチソウ。たけのこにお麩、白身魚に鳥のモモ肉。そうそう銀杏が入っているのが吉宗の茶碗蒸しにはないアドバンテージ。

残り二つの料理はぶりの塩焼き、肉じゃが。割とバランスよく注文できたかなぁ…、と思う。
ぶりの塩焼きは少々焼けすぎ。ただその分、皮がバリバリサクサクになるまで焼けてて、ご飯のお供になってくれたりするのはうれしい。ぶり独特のおいしい酸味と焦げた脂の香りもゴチソウ。
ジャガイモがほろほろになるまで炊かれた肉じゃがはすべすべオニオン、クニュクニュしらたき。食感楽しくグリーンピースが彩り添える。濃い目の味付けがご飯のおかずにぴったりでもりもり食べて、元気を出した。北風ビュービュー。ぼんやりしてると飛ばされそうな冬の火曜日。ニッコリと。

 

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コメント

  1. いにしえ

    サカキさま、
    酒の穴、好きです。お姉さま方がビシッと仕切っているところに、こちらも背筋ピシッと乗っかります。夜は伺ったことがないのですか、お酒を楽しむお父さん方が楽しみ過ぎないように、凛々しく立ち回っていらっしゃる姿が浮かびます。

    こちらの茶碗蒸し美味しいですよね。
    茶碗蒸しは添え物ではなくて主役のおかずなんだからたっぷりじゃないと。という訳で、年始のセールで素敵な大振りの蒸し茶碗を自分用に一つ買い求めました。最近は食器売り場で蒸し茶碗を余り見かけませんね。茶碗蒸しは好きだけど家では作らない料理なのかしら。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      いにしえさん
      そう、このお店はおねぇさんがたの凛々しさのおかげで、大人の社交場としての面目を保っているのだろうと推察します。
      茶碗蒸し。ボクもずっと外で食べるものと思っていましたが、作ってみると案外簡単。大きな器にたっぷり、いろんな具材を自由自在に入れて作ってたのしんでます。すいとんやトックをいれるとスベスベした食感がこの上もなくおいしくなってオキニイリです。

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