銀座の昼に新宿の夜

今日のランチはイタリア料理。「イルピノーロ」にやってくる。
銀座の大通りに面したガラスの箱みたいなビルの中。
メインが選べるランチコースを予約していた。ナプキンにナイフフォークが並んだテーブル。ウェルカムドリンクに泡を選んでまずはアミューズ。
生ハムに日向夏。ゴルゴンゾーラチーズのムースがやってくる。チーズのムースってなんでこんなにおいしいんだろう…、なめらかで香り濃厚、お腹の入り口が開くゴチソウ。パンのバスケットにグリッシーニがあって生ハムを巻いてたべる。ザクっとグリッシーニが壊れてちらかりねっとりとした生ハムがそれをまとめてとろかしていく。

そして前菜。
甘鯛のカルパッチョ。
オリーブオイルに柑橘系の酸味が混じってそこにハーブやアーモンド。
食感、味わいにぎやかで鯛の切り身はむっちり奥歯に絡みつく。
肉感的にウットリしてるとピンクペパーがパチっと壊れ、それに誘われ鯛の甘みが目を覚ます。

パスタが続く。
タコのラグーのスパゲッティ。実はお店に入ったときから今日のパスタはタコのラグーに違いない…、って思ってた。
だってずっと煮蛸の匂いを思い出させるおいしい匂いがしてたんだもの。
挽いたタコの身、にんじん、玉ねぎをトマトと一緒にひたすら煮込んで仕上げたソース。アルデンテに仕上げたとあわせて炒めオリーブオイルで仕上げた一品。ミートソースよりも旨みが強く味わいふくよか。海の香りがオゴチソウ。

メインは魚か肉から選べる。今日の魚は鯛のソテ、肉は鶏もも肉の赤ワイン煮。それぞれたのんでふたりで分け合うことにする。
鶏もも肉をグルンと巻いて筒状にして表面焦がしじっくり煮込む。パセリとオリーブオイルのソースにビーツ、芽キャベツと彩り、味わい多彩でおいしい。鯛の切り身も分厚くむっちり。お皿の上の料理やソースが散らかりながら混じり合い、どんどんおいしくなっていくのにニッコリします。
そしてデザート。自家製ティラミス。食後の飲み物はおかわり自由というのだけれど行きたいところが目白押し。紅茶を飲んで席を立つ。

 

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原宿にできたばかりの「ハラカド」なる商業施設を見に行って、いまどきこれほどまでにバリアフリーの配慮のない大型ビルを作ってしまえる東急グループと博報堂のオレ様っぷりにいささかげんなり。ほうほうの体で新宿に戻って、ブルックリンパーラーで夕食にした。
マッシュルームのカルパッチョをスターターに、フィッシュアンドチップス、ラザニアでお腹をほどよく温める。
大きなマッシュルームを薄切りにしてオリーブオイルをドレスさせ、チーズと胡椒だけで味を整えた素直な味にお腹の入り口をたのしく開き、ざっくりとした衣おいしくふっかりとしたタラのフリット。シートパスタの歯ごたえ痛快なラザニアもどれもゴチソウ。今日はたくさん歩いて食べた。大人の遠足、めでたく終了いたします。

 

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