銀座の夏

それにしても銀座の街に中国からの観光客の多いこと。しかもみんな同じようなピギーバッグを引き釣り歩く。中には買ったばかりのお土産物が入っているのでありましょう。で、そういう観光客御用達のカバン屋さんが銀座にあって、5年くらい前からでしょうか。彼ら目当てのスーツケースを店頭に置き売り続けている。
安くてしかも派手な作りで、「銀座のココに行けばいいスーツケースが手に入るから中国から買っていく必要はないよ」とまで言われる評判高き店らしい。今日もにぎわい、買ったばかりのカバンにその場で荷物を詰めるそのたくましさ。ビジネスチャンスへの見事な対応…、感心す。

ランチに寿司を食べたあとに甘いもの。
虎屋にいきます。今の季節は冷たい甘味がはじまっていて、先日、伊勢丹の虎屋菓寮にいったときに、冷たい胡麻白玉がメニューにあった。それでも食べようとお店の二階。
喫茶コーナーに上がってメニューをみたらばなんと冷たい抹茶汁粉があった。
銀座のお店限定で、しかも6月一ヶ月だけの商品だという。それにする。

外は多くの人でにぎわい、そのにぎわっている通りに面した目立つ店。なのに不思議なほどにお店の中は静かでおだやか。ここの夏の売り物と言えばかき氷。行列なんかできないけれど、行列ができるお店より味が劣るとは思えぬ不思議に、のんびりします。

抹茶汁粉に抹茶グラッセをつけてたのんだ。
ガラスのボウルに抹茶色した汁粉に白玉。
カチ割り氷が浮かんで目に涼し気な夏の一品。

スプーンですくうとぽってりなめらか。
和三盆で練った白あんを、抹茶で丁寧にのばして冷やし仕上げているのでしょう…。
喉にザラッと白あんの小さな粒が触る感じが独特で、喉越しだけでいえば確かに汁粉な感じ。
ただ香り、味わいはあくまで抹茶。
白玉はもっちりとした食感で、冷たくしめているから芯は歯ごたえがある。
底には小さな豆が沈んでて、ホツホツ潰れてお汁粉感が一層引き立つ。抹茶の渋みを引き立てる甘み、おいしくお供の抹茶グラッセで舌の調子を整えながら、一口、そしてまた一口と。

一緒にいった友人は、これも銀座店限定のいちごのかき氷をたのんで食べる。
去年来たときのかき氷はいちごの羊羹を角切りにしてちらしたモノだったのに、今年のこれには煮たあまおうをたっぷりかけたのになっていた。前に座っていてもいちごの香りが漂ってきて、思わずよだれがでてきそう。
口溶けのよい細かな氷。いちごのジャムがとろけて口の中を満たすステキにウットリします。底には白あん。あんこと一緒に口に含むと氷の温度がちょっとだけ上る感じで食べやすくなる。抹茶汁粉にかき氷。代わる代わるに食べて口の温度を整え、体を冷ます。初夏の午後。

 

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コメント

  1. すうさん

    冷たいお汁粉も苺も美味しそうだし、見た目も素敵ですね。
    先日帝国ホテル店で、白餡の入った抹茶のかき氷をいただきました。勿論美味しかったです!そういえば「頭キーン」が無かったです(^^♪

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      すうさんさん
      たしかに虎屋さんのかき氷は、キーンとしませんね。お行儀よくユックリ食べるからなのか、それとも氷の状態なのか。
      どこかにかつて青山の本店でしか売っていなかった杏氷がないものかしらと探しています。

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