銀座のざくろで黒毛和牛に吉野高梅

「ざくろ」に来ました。銀座松屋の近くのビルの地下一階。
エスカレーターで地下へと向かう途中にお店の看板ズラリ。ざくろにトップス。かつてならばこれに続いて「グラナータ」と名前があったはずなのに、今、それはなし。ちょっとさみしい。しょうがない。
お店の奥。厨房のすぐ脇といういつものテーブルをもらって座る。
着物姿の仲居さん。白いコートの給仕係に黒服を着た支配人。
みんなそれぞれきびきび動き、にもかかわらずせわしなさを感じさせないところがステキ。ランチタイムがはじまったばかりの時間で、お店の中はまだ静か。それでも銀ブラ途中のご婦人方が背筋をのばして銀座の昼をたのしまれてる。見ているボクの背筋も伸びる。腹も鳴る。

まずは前菜。アスパラ豆腐とトマトのサラダ。もう何十年も売られ続けれているここの定番。これがこうしてテーブルの上に揃って並ぶと、「あぁ、ざくろに戻ってきたなぁ…」ってホッとする。
やわらかく茹でたホワイトアスパラガスを型抜きの底に敷き、卵豆腐をかさねかためる。アスパラガスも豆腐もなめらか。自家製のなめらかマヨネーズをぽってりたっぷり。キュウリのシャキシャキした食感が他のなめらかを引き立てる。
ざく切りにしたトマトにたっぷりのドレッシング。みじん切りにした玉ねぎにセロリ、パセリが食感、風味を整える。

メインは奢って黒毛和牛のステーキにした。
和牛ロースを120g。
てり焼きか香り醤油とソースは2種類。香り醤油を選んでたのむ。

上等な皿に整然と並んだ姿がまずうつくしい。
肉の色艶、焼かれ具合もうつくしければ、付け合せの野菜の姿も凛々しくステキ。
茹でて搾ったキャベツの葉っぱ。蒸したかぼちゃにキャロットグラッセ。ソテしたしいたけ、ほうれん草。色とりどりでどれもが形がキレイに整う。野菜だけをみればまるで焚き合わせ的な姿かたちで、それがステーキという料理を見事に和食に変える。
小さな器に入った香り醤油をたらすと焼いたニンニクと飴色オニオンの香りがフワリと漂ってくる。味噌汁にご飯、漬物、鯛味噌がついて昼のひと揃え。

それほど厚くはない肉です。けれどその断面は色美しく、中はレアに仕上がっている。ひんやりとした脂が唇濡らす感じが肉感的で、噛むとクチャっと繊維が潰れる。そして肉汁…、肉を食べてるって実感が湧く。
練った芥子を肉にのっけてご飯にのせる。口を近づけハフっとご飯と一緒にパクリ。肉だけ食べるよりも肉の存在感を強く感じて顎も喜ぶ。オゴチソウ。
出汁のきいた汁もおいしく上等で、あっという間にお腹に収まる。
定食の〆のデザートにアイスクリームがついてくる。ただここの甘味と言えばやはり「吉野高梅」。梅の風味のゼリーの中に梅の蜜煮を閉じ込めて、上にたっぷり梅酒を注ぐ。ひんやりとしてツルンと喉を駆け下りて、酸っぱくしかもやさしく甘い。堪能しました…、オキニイリ。

 

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