銀座でのんびり…、月命日に作ったもの
朝、冷たいパスタを作って食べる。
標準茹で時間12分のスパゲティを16分。
塩を多め、水少なめの鍋を小さく沸騰させて、蓋してクツクツ茹であげる。
茹で上がったらオリーブオイルをからめて冷蔵庫の中で冷まし、十分冷えたらトマトをくわえてグイグイ揉む。
手のひらの中でトマトが潰れ、パスタがまとったオリーブオイルのぬめりと混じってソースのようになっていく。オリーブオイルをくわえつつ、なおもグイグイ。パスタを一本味見して、塩気がちょっと足りない程度に味をととのえちぎった生ハムとバジルの葉っぱをくわえて混ぜる。お皿にうつしてきれいなバジルの葉っぱを一枚飾って完成。
トマトと生ハムの冷製パスタ。
トマトとオリーブオイル、そして塩で味はほとんどきまってる。そこに生ハムの塩気と脂の甘みやうま味、風味が混じって味わいゴージャス。簡単なのにおいしくて、まさにイタリア料理って味がするのがステキ。タナカくんも大好きだったオキニイリ。23日、月命日。
おやつどきにのんびりしようと銀座ウエスト。
一緒に銀座にくるたび寄ってたオキニイリ。ボクはここのコーヒーにミルクをたっぷり入れて飲むのが好きだった。シュークリームによくあったから。
タナカくんはアイスティー派。
特に注文ごとにお茶を落として冷やしてくれるアールグレイのアイスティーが大好きで、今日はそれをたのんで飲んだ。
お昼時のちょっと前に来て、お茶をしながらお昼に何を食べようか…、って相談するのがたのしくて、なかなか決まらずサンドイッチを食べちゃったりしたこともあった。エアコンのパッケージ前の席がいつものオキニイリ。今日もその場所。なつかしい。
夜は家で料理を作る。
まずひさしぶりにお弁当。
鶏の唐揚げは買ってきた。
自分で作ると上手にできないのがくやしくて、タナカくんの作る唐揚げによく似た近所のからあげ屋さんのを買ってすませた。
ツナ缶を卵でとじたスクランブルエッグ。
ウィンナさんをこんがり炒めて、焼いたピーマンにトマトを詰めて彩りにした。
醤油ご飯を炊いておむすび。上に胡麻をパラッとかけて出来上がり。
いろんなものをちょっとづつ。お弁当に詰めると少ないおかずもにぎわうステキ。
それからお揚げのお味噌汁。
お揚げを網でこんがり焼くひと手間がおいしくさせる。ぶつ切りにしたネギもたっぷり。味噌は田舎の麦味噌で、ちょっと甘めの仕上がりにする。
モッツァレラチーズの上等なのが手に入り、それをちぎって塩をちらしてしばらく休ませ水気を抜いた。ざく切りにしたトマトと一緒にオリーブオイルであえて仕上げたカプレーゼ風。綿を抜き薄切りにしたゴーヤを塩もみし、軽く茹でたらシャキッとさます。鰹節にだし醤油で味ととのえて食べると芋焼酎がうまいんだよね…、なんて言ってたオキニイリ。
〆はイチジク。季節の果物。ケーキはよく食べたけど果物を買って食べることはあまりなかった。ただ例外が夏のジュース用のスイカと今の季節のイチジクで、特にイチジクはボクも好きだったからよく買った。軽く冷やしてでも冷やしすぎず皮を剥いてパクリパクリと食べていく。種がプチプチはぜながらとろけるように消える食感がなによりゴチソウ。今日もパクリと食べました。
バビーズのコールスローはとってもキレイなピンク色ですね!
お作りになったお料理は愛情たっぷり。
芋焼酎が進んだでしょうね。
毎月命日にタカナさんのお好きな物を食されていらっしゃること、しみじみステキと思います。
サカキbaraさん
好きだったものを食べると一緒に食べてくれているような感じがするんです。
タナカくんのおかあさんと電話でおしゃべりしながら、さみしい気持ちはボクだけじゃないんだと思うとがんばる気持ちが湧いてくる。
毎月の気持ちの区切りを大切に…、と思っています。
芋焼酎を写真の前に置きました。