銀山温泉、次年子の七兵衛そば、さくらんぼ狩り

山形の南の端から北に向かって車で移動。2時間ほども走った山奥の「銀山温泉」でちょっとぼんやり。
NHKのテレビドラマ「おしん」の舞台になったといわれる鄙びた町で、名前の由来はもともと銀山があったからという。
銀山があったくらいだから豊かな時代もあったのでしょう…、贅を凝らした建物が川を挟んでずらりと並ぶ。山を歩いてやってきてこの温泉町にたどり着いた当時の旅人に、この景色がどう映ったんだろうって思うと感慨ひとしお。足湯をたのしむにはあいにくの雨。けれどしっとりとした町の風情が雨で一層濃密になった気がして得した感じ。おいしい空気をたっぷり吸って、お昼ご飯を食べにいく。

ひとつの山奥から、別の山奥に1時間ほどかけての移動。「次年子」という地域がある。「ジネンゴ」と読む山村で雪深い場所。

雪が積もってから生まれた子供は、山下の町にある役場に出生届を出すのが雪解けを待ってからになる。だから「次の年の子供」になっちゃうから次年子という地名になったというような場所。
蕎麦が名産でそば屋が多い。
中でも「七兵衛そば」という店がおいしいというのでボクも何度か来たことがある。
ところがそこがケンミンショーで取り上げられてそれからずっと大繁盛。平日、しかも雨というのに大混雑で駐車場の車のナンバーも那須に横浜、袖ヶ浦。ビックリしちゃう。
これほど人気が出る前の仕事はそのまま守っているけど、忙しさに鍛えられたのでしょうネ…、手際がよくなりかつてののどかがなくなっちゃったのはちょっと残念。しょうがない。

メニューは蕎麦だけ。しかも冷たいつけそばだけで、食べ放題です。
座るとまずは茹でたわらびにきくらげ、漬物。これが素朴ながらもおいしくて食べてるうちに蕎麦が到着。太くてゴリゴリ、歯ごたえのあるボク好み。
タレが独特で、まず大根の搾り汁がたっぷり入ったそば猪口がきて、そこにネギと甘めのタレを注いで食べる。ネギを入れずに食べると甘い。ところが手切りで辛いネギを親の敵の如くいれ、一緒に蕎麦とたぐって食べると旨いのなんの。タレの甘みとネギの辛味、蕎麦のゴリゴリにネギのシャキシャキが一体となり食べると食べた分だけお腹が空いてくるような味。
結局3杯食べてお腹がパンパンになる。

 

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山を下り、さくらんぼ狩りをいたしませう…、と農場にくる。
雨は本降り。テントの下のさくらんぼうを摘んでは食べる。おみやげ用にと小さなバスケットを手渡され、味見をしたら網に次々、さくらんぼを放り込む。
高いところの実は赤い。しかも日当たりのよい枝にある実は甘そうで、ハシゴをたてて本格的に収穫作業。テントのない場所のさくらんぼがひときわ赤くておいしげで、けれど雨に打たれて収穫するのはためらわれ、隣の芝生は青い現象にいささか心が乱れます(笑)。腹一杯の蕎麦のあとでも、別腹発動。お土産もって、さぁ、帰京。

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