銀ブラならぬ「銀サラ」を吉宗でたのしむ、夫婦蒸し

昼、ひさしぶりに銀座に出て吉宗でランチ。
実は先日、友人たちとビールを飲んでて、長崎で街をブラブラしてたらすごい行列に遭遇し、何事か…、と思って行列の先をみたら「吉宗」だったって話でちょっと盛り上がった。
四谷三丁目つながりの仲間たちで、昔、信濃町の駅の近くに支店があった。だから吉宗という店はみんなにとって身近でなつかしい店でもあった。
銀座の店は健在で、長い間、行ってないなぁって思ってそれで今日に来る。
ちなみに入っているのは長崎センタービル。長崎放送や長崎新聞の東京支社が入ったビルでその一階がカフェーパウリスタ。日本最古のカフェと呼ばれる店で「銀ブラ」という言葉の由来はこの「銀座パウリスタに一杯五銭のブラジルコーヒーを飲みに行く」ことを意味してるんだ…、って言われてるほど。

今日は銀ブラじゃなく「銀サラ」。皿うどんをまずたのむ。
一般的に長崎の皿うどんと言えば細麺を揚げてパリパリさせたところにあんかけ。けれどここでは細麺以外に太麺がある。ちゃんぽんに使う麺を茹でて炒めたところにあんをたっぷり。ムチムチした麺に絡んだあんが濃厚味で食べごたえがある。とんこつと鶏ガラスープが薄まることなくあんにしっかり閉じ込められて具材の野菜やアサリ、豚肉、エビに練り物。素材それぞれの食感、味わいが直接口にやってくるのが騒々しくてオキニイリ。
ウスターソースをかけて食べるのが長崎流で、しかもここでは長崎名産のチョーコーソースが用意されてる。酸味がスキッとさわやかで、胡椒やスパイスの風味がキリッとあんの甘みや旨味をひきしめおいしくさせる。

「おまたせしました」と声と一緒に今日のお目当て。夫婦蒸し!
吉宗と言えば大きな茶碗で作られる茶碗蒸しが名物で、それに蒸し寿司がついた定食が夫婦蒸し。どちらも同じ茶碗で来ます。
普通「夫婦」と言えば、同じ形だけど大小サイズ違いがひと組そろって夫婦となる。なのにここではどちらも同じ形でサイズ。男女同権なところが、江戸時代において世界の窓をなしてた長崎ならでは?って思ったりした。オモシロイ。
ただ、2人で同じを注文すると4個2組の器がお盆の上に並んでやってくる。蓋付きだから中身はわからず、なのに迷わず「これ茶碗蒸し、こちらが蒸し寿司」とササッと差し出す。
どうしてわかるの?って聞くと、暑さや重さが微妙に違う。それに蓋の乾き方が違ってだからわかるんです…、って、あぁ、人の経験ってすばらしい。
言われたとおり蓋をあけると左は蒸し寿司、右は茶碗蒸し。蒸し寿司の上には錦糸卵と刻んだ穴子、ピンク色した魚の田麩。茶碗蒸しはゆったり震えてなめらかでお麩と練り物が彩り添える。おいしい出汁の香り混じりの湯気が食欲くすぐるゴチソウ。

ほどよい甘みと蒸されたことで酸味がまろやかになったご飯に甘辛煮付けのごぼうがたっぷり混ぜられている。田麩も穴子も甘くていしく、味わい、食感、どちらもしっとり。ホッとする。
これ以上出汁をくわえると固まらなくなるんじゃないか…、って思わせるほどに茶碗蒸しはなめらかで、レンゲですくって口に運ぶと口は熱々の汁と感じる。汁にやわらかく固まった卵が具材で加えられてて、そこに銀杏、焼き穴子、鶏肉、白身の魚と具材が混じる…、そんな感覚。たまらなく好き。
それにしても昨日のスパゲティもそうだったけど、皿うどんも最後に具材がたくさん残る。とろみのついた野菜炒めをおかずにしながらフウフウハフハフ、蒸し寿司味わい汁すする。シアワセなりのオキニイリ。

 

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