鉄板の上のココット。ヒリヒリのカレーにシーフード
ヒリヒリ辛いカレーを食べよう。そう思って「紅花別館」。
日本橋の飲食店がたちならぶ路地に面した鉄板焼きの専門店。かつて近所に「紅花本店」があってそこにはたまに行っていた。そこはなくなり今はこの別館だけ。
別館だけになっても本店を名乗らぬところが粋でいい。
ここの並びにある焼売が名物の小洞天も営業終了。建物や看板はそのままというのがなんだか切ない。
お店に入るとあの本店のムードそのまま。鉄板焼きのカウンターが島のようにフロアに点々とつくられている。
入り口脇のレジには黒服をきた支配人然とした人。蝶ネクタイをしめたギャルソンが席に案内してくれるのだけど、ときおり後ろを気にしながらボクの歩くペースに合わせてくれたりします。昔ながらがいいお店。
昼は「ココットカレー」が名物料理。
昔は壷焼きカレーって呼んでた記憶があるのだけれど、蓋付きの陶器の壺にカレーを入れて提供する。それを鉄板の上に置いてずっと熱々の状態にしてくれるというのが鉄板焼きのお店ならではのもてなしで、鉄板の上にスタンバイ中の壺が並べられてたりもする。なかなかたのしい。
グリーンサラダがまずやってくる。ボウルいっぱい。たっぷりのうえ葉っぱ野菜は冷たく、パリパリ歯触りがよい。
ドレッシングがおいしいのネ。ハーブ野菜の香りがほどよくさっぱりとした酸味が野菜の持ち味引き立て食欲湧かす。食べ終わった器にドレッシングが残るのだけど色が緑でハーブ野菜の香りが残る。

ご飯がお皿にやってきて、それに続いてカレーのココット。
蓋を開けるとおいしい香りが飛び出してくる。
カレーの種類はチキン。
シーフードにベジタブル。
ビーフと4つ。
シーフードを選びます。
壺をのぞくと具材がゴロゴロ。
ライス皿に取り出すとこんなにたくさん。
エビにホタテにイカ、トマト。根セロリに大きく切った冬瓜がゴロゴロでてくる。
たくさん入っているだけでなくひとつひとつの状態がよい。エビはむっちり、ムチュンと身がしっかりしていてホタテはふっくら、イカはむっちり歯応えがよい。冬瓜のシャキシャキとしたみずみずしさが口をスッキリしてくれる。
カレーは辛い。カシミールカレーからスパイ臭と渋みを取りのぞき、野菜やスープの甘み、旨みを際立たせたような風合い。サラサラで、しかも熱々。
ご飯と一緒に口に含むと一瞬痛いと感じるものの、次のひと口を食べたくってしょうがなくなる。野菜がじゃがいもじゃなく冬瓜というのが独特で、サラサラカレーを粘らせないよい組み合わせ。
ひと口ごとに汗がじんわり滲んできて、食べ終わる頃には爽快感にニッコリしちゃう。
薬味のらっきょうが大きく立派でおいしくて、ご飯も薬味もおかわり自由。ワインボトルに入れたお冷が一人一本とお客様のよろこばせかたを知ってるお店っていいなと思う。値段以上を感じるゴチソウ。オキニイリ。









