鈴新、串カツ、かけかつ丼
灯ともし頃の荒木町。のんびりテクりと街歩き。
昔はしんない流しのおじぃさまが町を流して歩いていたこともあった風情のある町並みを、テクりテクりと散歩して早めの夕食をと「鈴新」にくる。
昼はいつもにぎやかな店。かつ丼狙いの人たちでお店の外に待ちの行列ができるほど。そのにぎわいが嘘のように夜は静かで、特に夕食どきがはじまったばかりの今日はお店の中を独り占め。
女将さん世間話で盛り上がり、料理できるまでの間をたのしく待ちます。注文したのはここの名物、かけかつ丼に串カツ一本。まず串カツがやってくる。

豚バラ肉と玉ねぎを串に刺して、カラッと揚げる。
細かなパン粉が香ばしく、脂の乗った肉にサクッと甘い玉ねぎの良き組み合わせ。
千切りキャベツとポテトサラダが添えられている。
ポテトサラダがおいしいの!
それぞれひと口づつを食べたところでメインが到着。
丼に蓋が立てられまるで壁。
丼に収まりきらない大きなとんかつが収まっているからなのと、上がったばかりのサクサク衣を台無しにしないようにという配慮。
玉子と出汁で作った掛け布団のようでウットリ。
ちなみにカツを煮あげて仕上げる煮かつ丼を蓋した状態でやってくる。
カツの上に出汁でとじた玉子と玉ねぎ。最近流行りのとじないかつ丼をここではもう何十年も作り続けて今に至るという、もしかしたら元祖のお店。
カツはほど良き厚さで脂ひかえめ。細かなパン粉がぎっしりはりつき、噛むとカサっ。そしてパラッと散らかっていく。
ラードで揚げているからパン粉が甘くて香ばしい。肉はがっしり噛みごたえがあり噛むとジュワッと肉汁滲む。塩や胡椒で下味がしっかりついているから卵とじを被っていないところもそのままおいしく食べられる。
卵とじはほどよく甘く出汁がしっかりきいている。ご飯少なめでお願いしたからつゆだく状態。ご飯がザブザブするのがボク好み。シャキシャキとした食感を残して煮込まれた玉ねぎもたっぷり入ってうまい。端の部分はソースをかけてかつ丼ととんかつを両方食べたお得な感じにニッコリします。お店を出たらすっかり暗くなっていた。






