野菜を食べるシズラーの昼

昼、野菜を無性に食べたくて、西新宿の三井ビルに来る。
かつて日本最大の売上を上げる、日本最高のロイヤルホストがあった場所。
そのロイヤルがアメリカからシズラーを連れてきたとき、出店の場所として選んだのがこの場所で、それからずっとココはシズラー。
日本に最初に来たときはステーキハウスとしてでした。
ステーキをたのしむためにサラダバーが付属品的に導入されてて、けれどステーキハウスとしては不発に終わってしまう。
今のように、ステーキを気軽に食べる環境が当時の日本には整っておらず、試行錯誤の末にサラダバーがメインの店として再出発。
人気が出ました。
最近では「サラダバーもついてる」店が結構増えて、けれどそのほとんどがサラダバーはあくまで付け足し。
サラダバーだけで満足できる店はほとんどないのが現実。
ココはサラダバーだけで十分食事が完結する…、つまりバフェのような存在で、現実、サラダバーだけで帰っていく人も結構多い。「うちはサラダバーが売り物なんです」と言いながら、その売り物だけでは到底お金を頂戴できないシロモノで満足している店とはまるで違った真剣。だから成功したのでしょうネ。

まずは一皿。サラダを盛ります。茹でたキャベツにアルファルファ。スライスオニオンに茹でた枝豆、シュレッドハム。グリーンゴッデスドレッシングを添えて味わう。ちなみにグリーゴッデスドレッシングはかつてロイヤルホストでも選ぶことができた名物ドレッシング。ひさしぶり。

グリーンゴッデスドレッシングといえば、トレーダーヴィックスっていうサンフランシスコに本店を置くレストランのオリジナル。
それを上手にアレンジし、ぽってりとした味わいにチーズクリームの味に整え再現してる。
かつてこのグループは特徴のある高級料理を、アレンジするのが上手だった。

これもそういう作品のひとつ。上手だなぁ…、って思って味わう。

トロピカルアイスティーにオレンジ入れてゴージャスにして、スープをたべる。
クラムチャウダーがないかしら…と思って探すもコーンポタージュと中華風の卵スープ。それからトマトスープしかなくトマトスープを選んで注ぐ。
スッキリとした酸味が食欲誘ってくれる。チーズトーストがサービスで一人一枚。さっくり歯切れる軽い食感。チーズがサクサク、焦げて美味しくそれをスープに浸して食べる。そしてサラダをお替わりします。

サラダ野菜があるだけでなく、デリ系サラダも何種類も。いつもあって人気のデリがカニサラダ。カニと言ってもカニのかまぼこ。それも大きな塊で歯ごたえのあるモノと刻んだセロリ。マヨネーズであえたモノで、これがしっとりおいしいのです。
カニを模してカニをすっかり超えちゃった、それがカニカマ。堪能します。
それからもう一度アルファルファ。昔、すごく真剣にダイエットをしたことがあって、当時はアルファルファが主食のひとつだったのですネ。アルファルファをパスタやご飯だと思い込めば使い勝手はかなり広くて、今日もアルファルファにミートソースやワカモレあわせ、混ぜて味わう。スイートコーンのムチムチした食感が、口の中を騒々しくしアルファルファのみずみずしさにお腹が喜ぶ。

メインディッシュが厨房から来る。
多彩に揃うグリル料理の中から、今、おすすめというチキンブレストのハーブグリル。
ロブスターや魚のグリルなどのコンビネーションもあって、カラマリフリットがサイドのコンビネーションを選んでたのんだ。
カラマリフリット好きゆえ、当然のチョイスでござる。

それにしても日本で「鶏の胸肉」をメインにするのは珍しい。
どうも日本では、鶏肉といえばもも肉という傾向が強くて、どんだけ脂が好き?っていつも思ってる。
鶏むね肉は上手に調理するとふっくら。しっとりしていて、味わい上品。スパッと歯切れて噛みごたえがあり噛んでたのしい。

旨味の影に酸味があって、それが甘みを誘うおいしさ。ハーブに胡椒の風味もおいしい。食べてて飽きないオゴチソウ。

カラマリフリットはざっくりとした噛みごたえ。表面パリパリ、衣がとけるとイカがプルリととろけて消える。
分厚いレモンが添えられてます。しかも表面をグリルしていて、焦げた皮の香りがなんとも香ばしい。みずみずしくて酸味もスッキリ。チキン、カラマリにたっぷり注いでおいしく味わう。
サイドのじゃがいもがベークドポテト、フレンチフライ、マッシュポテトから選べてそれでマッシュポテト。サラダバーのかたすみにあるミートソースをマッシュポテトにかけて味わう。アメリカ万歳!って感じのゴチソウ。

友人はスペアリブをえらんで食べる。
骨付きの豚バラ肉にバーベキューソース。
サイドはフレンチフライで互いに分け合い食べる。
ジックリ熱を加えたのでしょう…、フォークで肉を軽く押さえて骨をつまんで力を入れる。
するとあっけないほどスルンと抜ける。
骨のまわりには肉のひとつもつかずにスルンと。あとは肉を食べるだけ。クチャっと脂が奥歯で潰れ、ユックリとろける。
肉の部分は繊維がほぐれて口の中でパラリと散らかる。バーベキューソースは甘くて表面こんがり焦げて、香ばしくってどっしりとした豚肉そのものの旨みが広がる。沢山野菜を食べたご褒美が、こんなに力強くてたくましい肉のおいしさ…、って思うと一層、おいしく感じる。

お腹もそろそろ満ち足りて、最後の〆の甘いゴチソウ。
実は昨日、なぜだか無性にクロカンブッシュが食べたくて、Facebookにつぶやいていた。それでそれによく似たデザートを作りましょう…、と、デザートカップにソフトクリームを絞り出し、上にシュークリームをのっけて飾る。
残念ながらシュークリームは日本好みのやわらかな生地。だからクロカンブッシュというわけにはいかないけれど、見た目似ていてしかもおいしい。だからいいかと満足をする。
アイスコーヒーをお供に喉をスッキリさせて、昼のお腹に蓋をした。

 

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コメント

  1. Runo

    アメリカ映画で時々見かける、ボウルいっぱいのマッシュポテト。弾む会話とともに家族の間をポンポン回るときは楽しい場面、反対に何やら厄介者の象徴のようにたらい回しされる時は、食卓の上にどんより憂鬱な沈黙が落ちていて。
    私はアメリカでマッシュポテトをいただいたことはないのですが、本場でも味付けは塩味のみなのでしょうか?
    シズラー、久しぶりに行きたくなりました。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      Runoさん
      アメリカでは、付け合せに困るとマッシュポテトにしよう…、って具合になるんです。
      粉末で温めたミルクと混ぜただけでマッシュポテトになっちゃう便利なモノがあって、それはマズイ(笑)。おっしゃるような次から次に手渡され、たらい回しにされるにふさわしいシロモノ。ボクもありがた迷惑な場面に何度も遭遇しました。
      本物のじゃがいもを茹でてマッシュしたマッシュポテトはそれとは別物。取り合いになります。
      味付けは塩と胡椒、バターが基本。
      そこにガーリックチップを混ぜたりすることもありますが、基本はそこに肉のグレービーをまぜたり、チリビーンズやチーズをのっけたりとちょい足しで味を整え食べるのが一般的。まぁ、書いてるうちにマッシュポテトを作りたくなっちゃいました。危険です。

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