里帰り

asa土曜日の朝。
珍しく、高松でむかえる週末の朝。
ホテルのバフェで「にわかサンドイッチ」を作ってパクリ。
イギリスパンをトースターで焼く。
強めのこんがり。
そこにタップリ、バターを塗り込めた、そこにポッテリ明太子。
あらかじめ温めておいたオーブントースターに入れて再び、軽く焼く。
明太子の表面がちょっと乾いたタイミングにて、取り出しグリルドハムを乗っけて二つにパカンと折って畳んで食べる。

噛むとさっくり、前歯でパンがはぎれて壊れ続いてハムがムチュンとちぎれる。追いかけるように魚卵がとろりとろける。
なかなか旨い!それにしてもバターと明太子の相性の良きこと…、ウットリ。でも食べ過ぎるとダメなんだよなぁ…、と思ってコーンぽターン樹を飲む。ご飯の上にしらすおろしをのっけてザブザブかきこんで、朝のお腹をしっかり満たす。青い空です、出かけます。

kazoku父の一周忌の法要をとりおこなうため寺にゆく。
和尚様の法話を聞いて、なるほど今まであの世に行くための修行をしていた魂が、やっと極楽浄土の扉の前にたどり着いた証が本日。
あと少々で名実ともにあの世の人になるんだなぁ…、と。
だから最近、思い出すことがしみじみ多くなったのかとも思ってしんみり。
この日に向けてコツコツと準備をしていた母も一応、肩の荷を下ろすことができたのでしょう…、ホッとした表情がいつも以上に明るかった。

家に帰って着替えをし、家族みんなでカラオケたのしむ。相変わらず「私の歌を聞かないと損するわよ」的堂々とした歌い方。歳をとっても相も変わらぬハリのある声に安心したり感心したり。
高松市街の中心にあるクリスマスツリーの前でみんなで記念撮影。メリークリスマス。ボクだけカメラを構えるためちょっと前に飛び出しちゃって、ピンが合わずにボケちゃった。ご婦人方にはしっかりピントが合っていたから、これはこれにて良い写真(笑)。

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夜は父が大好きだった蟹を喰らって供養としました。ちょうどボクらが泊まってたホテルのバフェが蟹とステーキの食べ放題という季節。これ幸いと茹でたカニ足を山積みにして身をせせりつつムシャムシャ食べる。
ただ、母はカニの身をせせるコトが面倒くさいたちでステーキをメインにするわ…、とマイペース。豆のサラダとステーキを、何度もお代わり。
良く食べるねぇ…、って言ったら、「これからは肉食未亡人を心がけるから」と意味深発言をして大笑い。未亡人って言葉が最近オキニイリなの。寡婦という言葉には寂しさ、悲しさがつきまとうけど未亡人という言葉が持ってる艶っぽさとか夢みがちなところが好き…、って言うからボクらも「未亡人母」と呼ぶことにした。夜のコト。

sunday-toastそして日曜。
昨日に続いて高松のホテルで朝をむかえる。
昨日はぐっすり眠れたのと、母もほっとした表情でユックリ、時間をかけてタップリ食べる。
今度の旅では木曜、土曜日、今日の日曜と3回同じバフェでの食事。
毎回、ちょっとづつ料理の内容は変わるけれどもさすがに同じような料理で、工夫しなくちゃっと、いつもは作らぬタマゴトーストを作ってみる。
大型バフェのスクランブルエッグ。
液卵を使ってだからシットリ、ちょっと水っぽい。
そのまま食べると違和感感じる苦手な料理。それをちょっと一工夫。
まず食パンを軽く焼く。焼いたらバターをタップリ塗って、そこにスクランブルエッグをのっけて再びトースター。しばらく焼きます。するとスクランブルエッグの水気が若干蒸発し、水っぽさがみずみずしさに変わってく。
最後にケチャップぷちゅりとのっけて、サックリ食べる。パンがカサカサ、前歯で壊れとろけながらスクランブルエッグの食感引き立ておいしく感じる。小麦の焼けた香りと甘さ。自然な味わい、堪能す。

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日曜の昼。東京に帰る前に高松のアーケード街をブラブラ散策。うどんを食べに「たもや女道場」という店にくる。
ほぼ女性だけでやっている店。入口脇の麺打ち場では若い女性が汗を流して麺を打ち、セルフサービスのカウンターにも女性がズラリ。注文するとそれに合わせて麺を渡され、それをお湯にくぐらせあっため、好みのトッピングを選んでとったら出汁を注いでお金を払う。薬味は種類さまざま、たっぷり用意されていて自由自在に使って自分の好みを作る。

tamo-lunch今の季節だけの「しっぽくそば」をたのみました。
ココの人気のメニューのひとつで、たしかに殆どの人がうどんを食べるけれども、何人かに一人は蕎麦を注文してる。

かなり独特のそばでなにより太い。
角が立った断面はほぼ正方形という麺で、若干もっちりしてる。とは言えうどんのように粘ることなく、ゴリゴリとしたコシがあるわけでもなくやさしい食感。
蕎麦の風味も力強くて、案外コレがオキニイリ。

お椀に入った麺をわたされ、自分で湯通しするのはうどんと同じなのだけど、アレルギーのコトも考え蕎麦専用の湯槽が用意されているのがなかなか親切。
ザルを泳がせほどよきところで引き上げて、注ぐ出汁はうどんのそれと同じというのが讃岐的。
トッピングには生姜にネギ。鯛のすり身を使った天ぷら。分厚く輪切ったレンコンのフライにウスターソースを少々垂らしてそれから小さなおむすび。のりたまがびっしりついてて、お弁当みたいでこれも好き。

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讃岐の白味噌をつかったしっぽくの具。ぶつ切りにした鶏肉と、レンコン、ニンジン、大根、こんにゃく。輪切りの竹輪がタップリ入って若干トロミがついている。
味噌味じゃなく醤油で味を整えてればけんちん蕎麦の具材になるようなそんな感覚。まずは出汁だけかけた蕎麦を味わって、しっぽく汁を別に味わう。しっかりとした出汁の旨みに味噌の甘みと風味がおいしく、一口ごとに体の芯があったまる。野菜がクチュッと潰れて出汁や味噌の旨みが口に広がる感じもステキ。肉うどんの肉ももらって味足しをしてしっぽくの具を煮汁も一緒にぶっかけズルリ。お腹がたのしく満たされました。そろそろ帰る準備です。

 

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コメント

  1. まさお

    榊様
    関係ないコメントで失礼します。オステリアナカムラ満席でしたので、ボガマリ・クチーナ・マリナーラへ。美味しい料理に家人も大満足。大混雑でなく、食事を楽しめる適度な混みようでホッとしました。東京は寒くないので楽です。おからだ大切に。ま

    • サカキシンイチロウ

      まさおさん
      東京にしかないお店の数々。コメントを読みながらお腹がなりました。
      そう言えば、去年最後の外食がたしかボガマリ・クチーナ・マリナーラだったなぁ…、となつかしく思い出しました。そろそろ年末に向けて何を食べて新年を迎えようとワクワクする季節となりました。
      まさおさんもご自愛召されてください。よいホリデーを。

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