酉の市

日曜の昼。そうだ、今日は酉の市の最後の日。行っておかなきゃ…、と、それで新宿花園神社。

hanazono大抵、酉の市は夜にくる。昼にこうしてやってくるのはとてもめずらしいコトであります。
昼というのにやはりスゴイ人でであります。
お社に向かう階段にびっしり人が並んでて、お参りの順を待っている。境内を通る人のために、その行列のところどころが切れている。
警備員がいるところもあれば、そうでないところもあって割り込もうと思えばできる。
けれど誰もそんなことをしないところが、日本であります。

割り込みなんてするもんじゃない…、と頭の中にプログラムされているということもある。それと同時に、互いが互いを自然と監視しあえる感覚とでもいいますか。
小さい国でみんながたのしく生きていく知恵と工夫が、こういう自然な行列を作り出しているんだろうなぁ…、って感じたりする。うつくしい。

大きな熊手を抱えてどこかに持っていく人。
小さな熊手をうれしそうに持ってどこかで食事しようよ…、と、次を急いで帰る人たち。あちらこちらで拍手や拍子木の音が響いてなんともニギヤカ。
そしてお昼に向かいます。

なぜだかまたまた呼ばれて「お通」。

otuotu sabaなんたることか、今週これで3回目。24時間戦う雑炊専門店。
宮崎出身。昨日の夜も九州料理で、連想ゲームのようなつながり。オモシロイ。

日曜の昼。とは言えちょっと遅目の時間。
近所の色っぽいお店に出勤前のおねぇさまたちでかなりニギヤカ。お腹にやさしい雑炊で腹ごしらえということなのでしょう。
雑炊食べつつ、メイクアップの仕上げをしたり、携帯使っておなじみさんとのコミュニケーションと、徐々に戦闘態勢に入っていく。
その変容が手に取るように見えてたのしい。
もしそういうことをラーメン屋さんでしたらおそらく麺が伸びておいしくなくなる。
けれど雑炊。時間がたっても劣化が少なく、スープを吸ったご飯はまるでリゾットみたいになっていく。いろんな意味で彼女たちには使い勝手がいいのでしょう。入れ替わり立ち代り次々そういう女子がやってきてはずっと賑わう。オモシロイ。

otu riso雑炊2種類。
最初から提案されてる一般的な雑炊だけでも20種類以上もあって、クリームだったりカレーだったりとちょっと変わったスープのものも用意されてる。
この店の向かい側に、創作うどんのつるとんたんがあるのだけれど、そこの商品構成とちょっと似ている。大盛りご飯が無料だったりするのも同じ。
好きなモノをトッピングして、自分仕様にカスタマイズできるところもたのしいお店。

今日はまず、一六穀米を普通のお出汁で。焼いたサバとわさびをのっけてもらって食べる。雑穀米のホツホツした食感に、トロトロ、出汁と一緒になった半熟卵と一緒になるとちょっとリゾットみたいな食感。
鯖の旨みとわさびのビリッと突き抜ける辛さが食欲かきたてる。
もう一種類はクリーム明太子。
クリーミーなスープの中に、魚卵がホツホツ、よきアクセント。柄付の鉄鍋の中に入って姿はあくまで和食なのに、食べると西洋料理のような味わいというのがなんだか面白く、しかもそれを塗りのスプーンで食べるたのしさ。

otu imootu toriそういえば、もしコレを金属製のスプーンで食べたら、本当にリゾットに感じたのかも。食感。味わい。なにより唇や手が感じる感覚がまるで違って味まで変えてしまうんだろう。
オモシロイなぁ…、料理の世界。
料理人の中には自分が作った料理を「味見」だけしてそれで安心する人がいる。食器や食べる道具を含めて「食べ方」ひとつで、味はまるで違っちゃうのに。オモシロイなぁ…、って思います。

サイドに料理をふたつたのんだ。
山芋フライをたのんでみれば、見た目は太めのフレンチフライ。これがジャガイモだったらメタボまっしぐら料理にしかみえないのに、正体が山芋だって思っただけで、なんだか健康料理に見える。サクサクトロトロ。たしかに食感なめらかで、体によさ気な感じがしちゃうところがオモシロイ。
鶏もも肉の焼いたのは、朴葉の上に置かれて緑の香りがおいしく、コレでもかってタップリついた柚子胡椒もサービス精神旺盛でよい。
脂がおいしく、噛むと歯ごたえ健康的で一口ごとに元気が出てくるようなおいしさ。豊かな気持ちで満たされる。

 

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