選べるってそんなにステキなことなんだろうか…。

さてお勉強で渋谷ストリーム。
オフィスフロアにGoogleさまの日本法人も移動してきて、本格的に稼働をはじめた再開発の複合ビル。
ランチタイムの食堂街はさぞやにぎやかだろうと思って来るも、オフィスの人たちはまばら模様で、新しもの好きの観光気分の人たちばかりが目立つ状態。
たしかに毎日食べたくなるような料理を売ってるお店は少なく、デリバリーでランチくらいなら用が済むからワザワザ混雑しているレストランに来る必要はないものな…、って改め思う。
にもかかわらず、多分、レストランに出店する人たちには、上のフロアに何千人もの人が勤めていて、彼らが固定顧客になってくれるから…、なんて言って高い値段の家賃をせしめたに違いない。
そろそろそういう幻想を売ることも、買うこともやめたほうがいいのになぁ…、とも思った。
気になるお店を試すことにした。
シティーショップピザというレストラン。入り口部分にカウンター。ピザの生地を三種類から、チーズが5種類、デリの主菜の中から3つ、トッピングを2種類選んで自分の好みのピザを焼いてもらえるというシステムの店。野菜が主役のようで、今のムードに狙いすましてきたなと思う。

同時にとあるレストランとの類似性をちょっと感じた。
リンガーハットが広尾ではじめたカスタマイズスタイルのパスタの「エブリボウル」。
店の造りにムード、女性狙いのコンセプトとあまりに同じ。
ちなみに当のエブリボウルは今月いっぱいで閉鎖です。
同じ憂き目に合わなきゃいいがと思いながら注文はじめる。

これが結構時間がかかる。
お店の前に長い行列ができるのだけれど、お店の中はガラガラでみんなが注文を終えた途端にその行列は終わってしまう。
終わった行列は二度と再び現れることはない。
繁盛ぶりを自己演出しているような感じがちょっと悲しかったりするなやましさ。
たのんでしまうとあっという間にピザは完成。渡された番号札をたよりに運ばれ、食事のスタート。

ちなみに生地は三種類。小麦の普通の生地に竹炭を混ぜた真っ黒な小麦粉の生地、それからグルテンフリーの生地でそれぞれひとつづつたのむ。チーズはクワトロフォルマッジョ。具材は何をのっけて、何をトッピングに選んだのかは失念しました。
選べることが無条件にたのしいか…、っていうとちょっとぐらい選ぶのはいいけど、ゼロから選べっていうのは面倒くさいし面倒以外が記憶に残らぬ…、というマイナス面の方が大きいんじゃないかと思う。
ただケールであったりナッツに焼いた赤唐辛子。チキンのカレー煮、カリフラワー。あまりピザには使わぬ具材が目白押し。しかもチーズと一緒に焼いた生地の上に具材をのっけて仕上げたモノで、まるでピザというお皿の上にデリをのっけて食べてる感じ。よく考えたなぁ…、って思います。

しかも味は案外おいしい。
特に小麦粉の普通の生地の薄くてしかもさっくり焼けた感じは軽快。
ピザというよりタルトフランベ。
あるいはピザの原型って呼ばれてるピンサみたいな感じがおいしい。お腹を重たくしないところがありがたい。
ただどうだろう…、3枚食べて総額なんと6000円越え。
特別な注文をしたわけじゃなく、食べたいものを食べたいように注文したらあっという間にこんな値段になっちゃった。その値段で飲み物が飲み放題だったりはするのだけれど、やっぱり高い。
観光地価格とでもいいますか…、いつかは終わってしまう値段だろうなぁってしんみりしちゃう。
食事を終えて施設の中をブラブラするも、どこも満席になることもなく冷たい風が大きな通路を吹き抜ける。

 

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