遠くにあってもLOVEはLOVE

朝、パスタを作る。
昨日、カニとキュウリのサラダを作るために、殻から外したほぐし身がまだ残ってて、それをメインの素材にします。
シャキッと食欲出しましょう…、と冷たいパスタにすることにした。

生のパスタがちょうどある。
表面がザラザラとした仕上がりのちょっと細めの生麺で3分茹でというのを6分。
塩を多目にとかしたお湯でグツグツグラグラ茹でてやる。
時間がきたらザルにとり冷たい水でザブザブ、揉むようにして洗ってしめる。ザルにあげた直後はクタッとやわらかい麺。それが手の中で徐々にハリがでてきてコシがでる。でんぷん質ってオモシロイなぁ…、ってしみじみ思う。
小さなトマト8個、4つに串切り。芯の白いところをとってボウルにいれる。
カニのほぐし身、バジルをちぎって塩と白胡椒、オリーブオイルを入れてそこにパスタを投入。
手で揉みひたすらグイグイ揉んでく。トマトは潰れバジルはちぎれて青い香りがホワッと漂う。オリーブオイルと麺の表面の水分が徐々に混じって、乳化する。麺の粘りが手のひらに張り付くようになったところで出来上がり。
朝のトマトは太陽の味。塩とオリーブオイルで味がしっかり決まる…、なんて簡単。おゴチソウ。

西新宿。いつもは近くで撮影する「LOVE」を今日は遠くから。
遠くにあってもLOVEはLOVE。今日もにっこり…、のんびりしましょう。
ポールバセットにやってくる。
隣のサルバトーレのランチバフェが一時期好きでよく通ってた。けれどバフェカウンターが一直線で一番手前にピザ場がある。だからどうしても入り口部分で人が詰まって先へ先へとすすめない。
反対側には人がいなくて、そこにスキップしようとしたらスゴイ勢いで注意され、それから来なくなっちゃった。隣りにあるポールバセットはずっと通っていたからいろいろなつかしい。それにしてもカウンターのシールドが仰々しくて、けれどここまでキチンとつくると未来のお店のようにも見える。何事においても中途半端はダメなんだ…、ってことなんでしょう。お勉強。

今朝はいつも以上に静かでのんびり。
ベーコンとチーズのサンドイッチを作ってもらい、カプチーノをお供にします。
ここのカプチーノはぽってりとした泡がおいしい。
やわらかでふわふわしているのに頑丈で、ずっと消えずにカップに蓋して中をやさしくあっためる。
エスプレッソは甘みが強く酸味控えめ。
口を満たして喉に向かってとろんと流れて、お腹に向かって一直線にゆっくり落ちる。そして体をあっためる。
不思議なほどに満腹感に似た満足を味わえるのがオモシロイ。ソフトバゲットを軽くトーストして作るサンドイッチは素材のひとつひとつがおいしくて、噛んで噛んで噛みしめて、口の中で素材同士がひとつにまじりあうのがたのしい。

分厚いベーコンはこんがり焦げて脂の香りがなんともおいしい。チーズはとろけて軽い渋みと旨味が口に広がっていく。なによりパンのおいしいこと。胚芽混じりのざっくりとした固いパン。噛めば噛むほどおいしくて、挟んだ素材の味を引き立て消えていく。
同じような商品がスターバックスにもあって、それはそれでおいしいのだけど、こちらのこれは本当においしい。
スターバックスのそれにはどこか科学な感じがするのです。
パンがなんでこんなにふかふかなんだろうとか、チーズがなんでこれほどなめらかでいられるんだろうと考えはじめると悪い想像が頭の中を駆け巡る。

 

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