追分だんご本舗の赤飯御膳

土曜日の午後に軽く打ち合わせ。新宿三丁目にやってきて、早めのお昼。
正月らしいモノを食べようと、追分だんご本舗を選ぶ。
新宿が今の形になる前から、ずっとここで茶店をやってた団子屋さんです。
店の風情は茶店な感じ。売店の後ろ側には喫茶室。…、茶屋な感じとでもいいますか。落ち着くしつらえ。
おばさまスタッフがニコニコしながらのんびりもてなす。
表で売られる甘味の他に、虫養いにぴったりな軽食メニューが揃っててのんびりするのにぴったりな店。それでのんびり。
開店直後のファーストゲスト。料理をたのんでぼんやりしてたら、奥の方からぺったんぺったんガタゴトとお餅をつく音。表の売り場で売るための団子や餅が大きな容器に詰め込まれ行ったり来たり。お腹がすいてきたりする。

お店の棚に干支のお犬様。
金屏風を背景に米俵を運ぶ姿のめでたきコト。
思わずパシャリ。
赤飯御膳を選んでたのむ。
ココでは年中ある商品で特に正月用ということでない。
でもどこかめでたい感じがあって、格別今の時期に食べるとおいしく感じる。

小さなお皿に茶碗半膳ほどの赤飯。おかかをのせた冷奴。塩昆布、きしめんでひと揃え。
それぞれほどよき分量で、きしめんの出汁の香りがフワッと漂い鼻をくすぐる。鼻くすぐられるとそのままお腹の中までこちょこちょくすぐられたような気持ちになって、お腹がグーッ大きくなった。いただきましょう。

団子屋さんの赤飯って不思議とおいしい。団子も餅ももち米を使って作るから、もち米つながりの赤飯もおいしくて当然なのかもって思ったりする。
それにしても若い頃には苦手だった赤飯が、最近、おいしく感じたりする。ムチムチ感とみずみずしさが加齢の口にはおいしく感じるからかもしれない。それもよし。
きしめんの麺は控えめ。具材はタップリ。甘辛に煮込まれた分厚いしいたけ。たけのこ、ニンジン、ほうれん草。茹でたエビにかまぼこ、ウズラの玉子に刻んだネギ。ゆずの皮がゆらり浮かんで焼いた角餅。運ばれてきたときにはまるで雑煮のようにふるまうところが正月的でいい感じ。

餅はさすがに旨いです。
焦げたところがパリッと歯切れて、中はなめらか。
よく伸び、ポッテリ舌にのっかる。のっかりながらもずっと粘って、口の中でも伸びていく。ほどよきところで前歯でちぎり、喉につまらせないよう食べる。
一方、きしめん。
少量ながらも、ムチムチとした食べごたえのある麺で、すするとプルンと唇撫でてタップリ出汁を口の中へとたぐりよせてくれるオゴチソウ。
ここで感心するのが箸置き。最初は箸を束ねる役目を果たしてて、箸を抜くと箸置きになる。縦置き、横置きで異なる役目をさせるところが粋で良い。
いろんなコトに感心しながらあっという間にお腹の中にすべてがおさまる。残った物はエビの尻尾とゆずの皮。それでお腹が重たくならないほどよいところがボクは好き。

 

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