近所にほしい焼肉木曽楽、岐阜の夜

名鉄にのって北上し、岐阜の笠松という駅に向かった。
台風がのっしのっしと近づいていて、ところどころでスゴイ雨。いつもは新幹線で岐阜羽島へと向かうのだけど、止まってしまったらしょうがない。それで在来線でのんびりと。
駅に到着…、晩ご飯。最近、岐阜にくると必ず焼肉を食べている。岐阜独特な焼肉文化があって特徴のあるお店を一軒、また一軒と制覇していくのがなんともたのしい。
今日は「木曽楽」という夫婦二人でやってるお店。目立たぬ場所で店の造りはほとんど民家。家族経営っていうのが伝わりホッとする。
メニューの種類はそれほどなくて、厨房で働くご主人ひとりで無理なくできる料理ばかりというのが好感持てる。しかも料理がしっかりしてます。種類はすくないけれど、下ごしらえをちゃんとほどこした力あふれる料理が揃う。

きゅうりキムチはにんにくと油とお酢で味が整う韓国風の酢の物のよう。せんまいは細かく刻み、すりおろした胡麻と刻んだ大葉をたっぷりまぶして味わう。コリコリとした食感に胡麻や大葉の香りがおいしい。
牛タンがおいしいんです…、というのでたのむと、牛タンの上にたっぷりすりゴマ、塩に油にカイエンペッパー。ネギをちらしたものがドサッとお皿の上に張り、並べてる。お皿の縁からベロンと舌が垂れ下がるほどのボリューム感にまずはうっとり。
口を満たすに十分な大きさ、ほどよい厚さで焼くとおいしいジュースが滲み出す。それをすりゴマがすべて吸い取りひっくり返しても肉汁が滴り落ちずにおいしく焼ける。ザクッと歯切れてタンそのものの旨味に胡麻の香りが混じって、なんとおいしい。いくらだって食べられそうなオキニイリ。

感心するのがお店の中の張り紙です。
普通ならば生ビールとかハイボールとかのポスターが貼られてるでしょう。
ここでは代わりにコカ・コーラ。
肉の告知も豚と牛モモ。どちらも手軽な値段の肉で、しかもそれをご飯と一緒に食べてください…、と。
客単価を揚げることより手軽な値段でお腹いっぱいになってもらって、何度も来てねっていう気持ち。
それでか小さな子供を連れた若いパパママ。
いくら食べてもお腹がいっぱいになりそうになり若い子たちのグループだとかが集まり店はニギワッている。
牛モモ肉を食べてみるとほどよくやわらか。甘辛のタレが肉にからんで確かにご飯をねだるおいしさ。
手軽な値段のモノばかりじゃなく、例えばタン元。脂がのってかなり上等。味噌をからめたミノも分厚く上等で、これにもたっぷりすりおろした胡麻。焼くと胡麻が香ばしく、やっぱりビールが飲みたくなった(笑)。

丁寧に肉を仕込んだお店です。端材がかなりでるのでしょうネ…、スープがおいしい。
テールスープや豆腐チゲ。卵スープと3種類ほど。この地方の焼肉屋さんにかならず用意されてる赤出汁と必要十分な品揃え。
クッパを〆にもらいました。
少量ご飯をスープで炊いて、具材はたっぷりの千切り野菜。ネギにニンジン、オモシロイのがピーマンたっぷり。スープは塩味。最後に玉子をといて注いでふんわり固める。さっぱりとした味わいで、なにより野菜がたっぷりとれてお腹が整う。しかも千切りのピーマンの香りがたのしい。スープ自体は韓国風でなのに香りがちょっと洋風。
スープをキレイにゴクゴク飲んで、こんなお店が近所にあればいいのになぁ…、と思ってお腹に蓋をする。外は雨です、風強し。

 

関連ランキング:焼肉 | 木曽川堤駅

コメント

  1. いにしえ

    サカキさま
    いつも岐阜を贔屓にしていただいてありがとうございます。
    我が家は焼肉を食べに行く習慣がなかったのですが、色んな焼肉屋さんがあるのですね。岐阜のこと、サカキさんに教えて頂いています。
    このお店もそうですが、気軽に自宅の延長みたいな感じで外食する文化があるのかなと思います。喫茶店もそうですね。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      いにしえさん
      焼肉って、地域地域でタレの味や肉の種類と商売の仕方が違っていることが多いのですが、岐阜の焼肉は中でも独特。
      濃い味付けでご飯がすすむとても大衆的なんだけれど、食べ慣れると癖になる味。ボクもすっかりくせになっちゃいました。
      焼肉だけじゃなく、例えばラーメンなんかもボクの舌にあう味。訪れるのがたのしみでしょうがなくなる地域です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。