赤坂有薫でうなぎ柳川、博多なうどん

赤坂で昼。ひさしぶりに「有薫」に来る。

九州料理がおいしい居酒屋。
新橋や銀座にもお店があって、九州から仕入れた素材を九州流に調理する。
酒も九州の焼酎、日本酒と多彩に揃い、夜はたのしく酒を飲みおいしいモノで気持ちがほぐれるやわらかな店。
昼は近所のサラリーマンが気軽にお腹を満たせる値段とボリュームの料理さまざま。
久留米ラーメンがったり、博多風のうどんがあったり。
あるいは定食と多彩でたのしい。

厨房の中は熟年紳士が腕を奮って静かに料理ができあがり、客席側ではおばちゃんたちがニコニコしながら料理を運ぶ。赤坂見附の駅前にあるのにまるで田舎にきたようなのどかな感じが好きな店。

全てのランチに日本酒がつく。
ランチビールがグラスでつくような店は結構ある。でも、日本酒というのは珍しい。
辛口でスッキリとした清酒で、冷酒。なのにお腹に入るとポカッとあったかになり、食欲湧いて来るのがステキ。
日本のオノコの昼はやっぱり清酒に限る。…なんて思って、あぁ、昼の飯。

たのんだのは、「うなぎ柳川せいろ蒸し竹皮包み」の博多うどんつき。
210円追加すると、味噌汁が博多うどんに化けるという、昼のサービス。にもかかわらず、やってきたのは味噌汁、うどんの両方で、味噌汁サービスしときました…、って粋でなんとも太っ腹。
お膳の奥には竹皮でくるまれ蒸された煉瓦くらいの大きさのモノ。ズッシリ重たく皮を開くと中に入っているのは鰻の蒲焼きを頂いたご飯。ご飯粒のひとつひとつにタレが染み込み竹皮の青い香りが焦げた香りを引き立てる。

友人が選んだのが「鯖の一夜干し定食」。
実はこの前ここに来たとき、隣の人がこれを食べてて、おいしそうで気になっていた。
今日も先客のテーブルの上にこれがのっかり、その大きさに改めビックリ。
たのんでもらって互いに分けあい食べることにした。

脂の乗った大きな鯖です。
炭でこんがりやかれてて、皮はバリバリ。焦げた香りがこうばしい。
レモン一切れ、鬼おろし。
醤油をほんのちょっとだけかけて食べると、脂がおいしい。
軽く干されて身がひきしまり、箸を当てるとほろりと骨からキレイにとれる。
食べるとしっとり。脂がとろけてねっちり、歯茎にからみつく。焼いた魚の美味しさは日本人にはやはりゴチソウ。ウットリします。

味噌汁に切り干し大根、漬物がつく。九州の田舎の味噌が甘くてうまく、どれもがしっかり強めの味付け。呑兵衛好みに仕上がってるのが、この店らしいところと感じる。
殻付き玉子が一個ついてて、触るとひんやり。割ると中からスルンと飛び出す温泉卵。
…、なのだけど、その温泉卵が凍ってて黄身がネットリ。熱々ご飯にのっけるとユックリとろけて濃厚味でご飯を包む。オモシロイなぁ…、工夫な料理。

せいろ蒸しには錦糸卵がついてきます。九州式に甘い味付け。鰻もタレもみんな甘くて、甘さがおいしい。錦糸卵の横にはガリ。酸っぱく辛くてタレの甘みをスッキリさせる。
漬物代わりがキャベツのピクルス。キュッキュと歯ざわりさわやかで、すっぱ甘くて鰻の味を引き立てる。よく考えた組み合わせ…、って感心します。
うどんは細麺。博多風に太い麺をやわらかくして食べるのでなく…、というのがちょっと残念だけど汁は甘くて旨みが強く、博多気分にちょっと浸れる。九州は遠くにあって思うもの…、そろそろ本物を食べに出かけに行きたいなぁ…、と思いもしました。オキニイリ。

 

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コメント

  1. Kei

    博多うどん、良いですね!
    実は昨年、付き合ってた女性に会いに毎週名古屋から福岡まで通っていたのですが、行くたびにうどんを食べていました。牧のうどんは当然ながら因幡うどん、久留米荘、人力うどん等々、生まれも育ちも福岡の彼女に連れられて色々食べ歩いていました。飲みの〆にも良いし、二日酔いの朝にも食べたくなっちゃうんですよね笑
    その後無事に結婚し、最近は福岡に行く機会も激減しましたが、うどんだけは無性に食べたくなります。この記事読んでたらどうにも食べたくて仕方なくなりました…明日、うどん食べに日帰りで博多行こうかしら。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      Keiさん
      讃岐うどんはとても頑なで、ひとつの流儀でくくられていて、どこで食べても同じなんですよね。
      ところが福岡のうどん文化って、とても柔軟。
      行くお店、行くお店でその楽しみ方や味わいが異なって、はしごするたのしみに溢れていますよね。福岡のうどんが柔らかいのは麺だけじゃなくて、その考え方と働き方。そう思うと、ますます好きになっちゃいます。

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