赤坂の朝、一龍別館のソルロンタンで滋養をもらう

ちょっと疲れた感じがして、元気を出そうと赤坂見附。「一龍別館」という韓国料理の店にくる。
24時間営業の店。
ソルロンタンの専門店で若い頃には赤坂で飲んだ〆に重宝していたお店。けれど今ではこうして朝に元気をチャージする店になってしまった。どんなに夜更かししても朝の早い時間に目がさめるお年頃にはありがたい。
ずっとここを守ってきた女主人。
お店の人はみんなママって親しげに呼ぶ。朝早く来るとママに会えることがほとんどで、今日も元気でホッとする。
メニューはほぼソルロンタン。ソルロンタンをとるのに使った牛肉をスライスしたのにチヂミにチャプチェ。それらで飲んでやっぱり最後にソルロンタンというのがココの夜の使い方。大人的。

とは言え朝はソルロンタンに決まっています。
注文するより先に「ソルロンタン?」って聞かれてうなずく。すると小さな器におかずが入ってズラリと並ぶ。その数11。
三列に並ぶお皿の真ん中の列はちょっと大きく、キムチにカクテキ、韓国海苔。キムチは浅漬け。酸っぱくなくて旨味と辛味、生唐辛子の軽い渋味が食欲さそう。カリッと硬めのカクテキも大根自体の食感、風味が残ってて口が潤う。オキニイリ。大根を発酵させた酸っぱいキムチ。青菜のおひたし、粉ふき芋。出汁をたっぷり含ませ焼いた卵焼き。黒豆、じゃこの飴煮にニンニクの茎と練り物の煮物にもやしのナムルでひと揃え。

どれもがおいしく、中でも好きなのが粉吹き芋とじゃこに黒豆。
ちょっと生っぽい粉吹き芋。
コツコツ奥歯を叩いて壊れる…、ちょっと甘くて独特の味。
じゃこは父が好きだった。甘いのだけど赤唐辛子と一緒に煮詰められてるので後味ピリリと辛くて焼酎なんかをねだる味。
黒豆はコツコツ固くて食感たのしい。

ソルロンタンが来るまでおかずをつまみつつ、写真を撮ってた。
そしたらお店の人に「一番おいしいものも一緒に撮らないとダメじゃない」って叱られちゃった。
はい、間違いなくって答えたところでメインが登場。
手を差し出して受け取ろうとしたら「ダメダメ」って言いながら首を横にふる。
これ、熱いから任せておいて!それより、おいしそうに撮ってちょうだい…、ってナイスショットをせがまれる(笑)。ありがたいかな…、パシャリと一枚。
「キレイに撮れた?」って聞かれてそれで、撮った画像を見せながら、「写真よりも実物がずっとおいしそうに見えるよね」って。「それは当然」。みんなでハハハと陽気に笑う。乳白色のキレイなスープ。なにやら具材が沈んでて上にパラリとネギがちらかる。具材は春雨、煮込まれた肉。あっけないほどシンプルで、驚くほどにおいしいスープ。

味はほとんど素材の持ち味だけなので、ほんのちょっとだけ塩をパラっ。まずは一口スープをゴクリ。さらっと口になってくるのに、喉越しスベスベ。牛肉のタンパク質と脂質が互いにむすびつき、なめらかでぽってりとした食感作っているのでしょう。体の中に染み入るおいしさ。
肉を一口。クチャっと潰れる。潰れてとろけ、肉の旨味を口に残して消えていく。ほんのちょっとだけ脂を残して炊かれてて、それがムチュンと潰れて甘さと風味を吐き出す。またウットリ。
ズルンスルスルムチュンゴクリと一心不乱に食べ続け、おかずもほとんど片付いた。ただ酸っぱい大根キムチだけは好きじゃなくって残していたら、ママにきつく叱られました。「ここにある料理はすべて意味があって、体にいいものばかりなんだから」と諭され全部キレイに食べた。ご飯が半分ほど残ったけれど、あなたの年ならしょうがない…、って言われてニッコリ。ごちそうさま!と店を出た。

 

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