豚珍館の「安物」じゃない「安いモノ」

今日打ち合わせをひとつ終えれば今年の仕事もほぼ終わり。街全体もおやすみモードに入りつつあり、休日の昼みたいな木曜。
ヨドバシカメラに用事があって、ついでにランチ。
久しぶりに「豚珍館」にやってくる。

昔からあるとんかつの店。
安くて旨い。しかもお店の人の働きがキビキビしていて気持ちいい。
場所はヨドバシカメラ村の外れの路地。

ビルの二階に店があり、一階には貝の料理のお店が最近、出店をした。それまでずっとうどん屋さんが営業していて、そこも結構人気があった。
ランチどきには階段にズラリ行列ができる店としても有名。
でも並んでも案外それほど待たずに席つけたりするのも作業がテキパキしているからなんでしょう。
行列をでっち上げるためわざとスローなーサービスを仕掛ける店があったりするけど、ここは安心して待てる。仕掛けで作った行列じゃなく、実力と長い実績と口コミで出来上がった行列は気持ちいいもの。ボクは好き。

経験の中で「安心して並んでもらえる」工夫をちゃんと手に入れてる。
階段入り口に大きなメニューボードがあって、そこでまず今日は何にしようか考える。
写真入りでわかりやすいメニュー。
この段階で、2つか3つにメニューの候補がしぼられる。
階段をちょっとづつあがりながら、その2つ、3つの候補の中から何を選ぶか考えながら、ぼやぼやしてるとあっという間に5分、10分発っちゃうわけです。
一段上がるごとに最終決断の瞬間がくるとちょっとドキドキしながら待って、最後の2段目くらいのところに確認用のメニューボードが吊り下げられてる。

見上げるようにお店の中が覗けて、おいしい匂いがフワッとやってくる。お店の人が暖簾をくぐって体を乗り出し、ご注文は決まりましたか?と、聞かれる頃には食べたいものも決まってて、それを伝えて2分、3分。お店の中に案内されるという趣向。
今日も10分ほど。待ってる途中で注文をとって料理を作ってくれて、席に座ると料理が届く。ありがたい。

とんかつ屋ではあるけれどロースカツやヒレカツを注文する人は少数派。
どちらも1000円を超えてしまうメニュー。
とんかつをおいしくすることに力を注ぐ店は他にもたくさんある。
けれどこの店。
オーソドックスなとんかつ以外の揚げ物が多彩でおいしい。
それがこうして行列になるワケ。

今日たのんだのは、クリームコロッケとチキンカツの盛り合わせ。
チキンカツはふっくら仕上がる胸肉を使っているのがボク好み。皮もきれいに落とした肉で、噛むとスパッとキレイに歯切れる。
味わいタンパク。
フッカリとした食感と、パン粉が口に散らかりながらとろける感じがオゴチソウ。
フルーティーなソースとの相性もよくてしかもラードで揚げた衣の甘みを引き立てる。クリームコロッケはカニやホタテの旨みが入って、ポッテリとしたなめらかさ。
友人はメンチカツと串かつの盛り合わせ。
メンチカツの中のひき肉はナツメグの香りが甘い、昔懐かしい洋食屋さんのハンバーグ的味がするのがおいしくて、ネギ、玉ねぎがトロリととろける串かつもご飯のおかずにほどよくて良い。

千切りキャベツがタップリつきます。しかも千切りキャベツ用にとスイートチリソースが用意されているのがたのしく、甘み、辛味でご飯がすすむ。ココの人気の料理の一つがイカフライで、それとスイートチリを一緒に食べるとイタリア料理を食べてるみたいな気持ちさえする。オモシロイ。

クリームコロッケをご飯の上にのっけてご飯と一緒に食べる。ドリアであります…、口の中でクリームがとろけてご飯と混じりあう。醤油をちょっとたらすと海の幸の旨みに焦げ臭がついて、ちょっと和風になるものたのしい。
ご飯のお供の漬物が、紫蘇の実とキュウリを叩いて醤油に漬け込んだモノ。香り爽やかで、ご飯がすすんでしょうがない。ちなみにとん汁がおかわり自由。いつも熱々。大根、じゃがいも、ニンジン、挽き肉と具材タップリでこれを目当てに今日はきたかも…って、思ってしまうほどにおいしい。
今日の発見。女性が来るとご飯が小さな茶碗でくる。おかわり自由だから量を聞くことなく小ライス。男性客が小ライスで…、ってお願いするとなんと「女性盛りでね」って厨房の中に声がかかった。なんてたのしい。オモシロイ。

 

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