讃岐のそばではじめる一日たかしまコーヒー店で〆

高松の朝は小雨降る朝。あったかいもので体をやさしくあたためましょうと高松駅の裏側にある「味庄」に来る。
セルフのうどんの専門店。バラックみたいな造りが、郊外の製麺所を思わせる。店の外までおいしい出汁の匂いが漂い、中に入ると蒸気でパッと眼鏡が曇る。
うどんを茹でる蒸気で潤う空気。朝からにぎやか。地元の人に混じって観光客が続々とやってくる。讃岐システムに戸惑いながらもたのしんでいる。これほど安く思い出づくりができる名物が、他のどこかにあるだろうか…って思ったりする。
「そば小」をもらって出汁が沸いてる給水器みたいな器の蛇口をひねって丼の中のそばに注いで朝のメインの出来上がり。

色黒のそば。
出汁も色黒。
イリコの香りが強烈で、醤油辛くみえるのだけど不思議とまろやか。
醤油の味より塩の風味がくっきりしていてゴクゴク飲める。
そばがトゥルンとくちびる撫でて汁をたっぷりまとって口へとやってくる。
食感むっちり。
やわくてスルリとあっという間にお腹の中に流れ込んでく。
後味すっきり、自然な旨味が舌の上に残って鼻からおいしい香りが抜けていくのがたまらない。
ショーケースに置かれているお稲荷さんをひと皿もらい、レンコンとちくわの天ぷらで今日の朝のひと揃え。しめて540円というやさしい値段。それでお腹があったまり、しかも満たせる。ありがたい。

ちくわの天ぷらは指でちぎって蕎麦の上にのっけて食べる。衣が汁を吸い込んでゆっくりとろける。口に含むとプルンと衣が剥がれて壊れる感じがたのしい。衣の油が汁に混じって、コクがでてくるところもステキ。
お稲荷さんはお揚げがあまくてみずみずしくて、中に包んだ酢飯もやわらか。食べると口の中が潤う。そばを食べ、お稲荷さんをかじって汁をゴクリと飲むと口の中で出来上がるのはきつねそば。甘くて酸っぱく、イリコの出汁の軽い渋みで味が整う。朝の体が潤う感じ。
レンコンの天ぷらにはウスターソースをかけてカプッ。ゴリッと端切れて噛めば噛むほど旨味が広がり、口の中で軽く粘って消えていく。
お腹も満ちた…、電車移動で南に向かう。月曜日。

 

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徳島で仕事を終えて、飛行場に移動するまでの小一時間。
オキニイリのお店で虫を養う。たかしまコーヒー店というお店。
駅から3分ほど歩いたところ。
たった3分で駅前のにぎわいはすっかり失せて、夜にはさみしい場所に着く。
こじんまりとした店で中に入ると20人ほどが座れる大きなテーブルとカウンター席。4人がけのテーブルが3つほど。
おなじみさんでにぎやかなときもあり、しみじみ静かなときもあり。
今日は静かなお店にお客様はボクひとり。おひさしぶりですってお店の人に挨拶されて、これから東京に帰るというのに徳島という街に戻ってきましたって気持ちになってしまう。好きな店。

ドリップコーヒーにハムエッグトーストというのがここでのいつもの注文で、今日もそれにする。
カウンターの中に作られたキッチンの一番隅に小さなグリドル。そこでハンバーガーのパテを焼いたり卵を焼いたり。だからグリドル自体においしい味がしみこんでいてそこで焼き上げるパンのなんともおいしいこと。
目玉焼きにハムにケチャップ、うっすら芥子マヨネーズ。必要以外のものは使わず、シンプルだけど味わい深い。のんびりしたらバスでササッと飛行場。

 

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