記念撮影、記念の夕食。高松「本田」で喋って笑う…
長い間、みんなで写真を撮ってなかったよね…、と、それでおめかしをして写真撮影。
写真館という場所で集まるのもひさしぶり。
松山に住んでいた頃には、家族づきあいしていた写真館が家の向かい側にあり最低でも年に一度は写真を撮ってもらってた。
昔と違って誰にでも写真が気軽に撮れるようになった今。
逆に写真を「撮ってもらう」機会は激減。
記念撮影って言葉も死語になりつつあるように感じてちょうどボクが早生まれの数えの還暦ということもあり、みんなで集まる。
母と妹は着物を着付けてもらいました。
頭も盛って豪奢な装い。
ボクは赤い蝶ネクタイでさりげなく還暦モード。
写真館で撮ってもらった写真は、補正、修正をしてもらうためしばらくお預け。写真館の周りでパシャッと記念に写真を撮りました。
それにしても「撮る写真」と「撮ってもらう写真」に映る顔や姿の意外な表情。
自分で撮ると撮られたいように撮ってしまう。でも撮られる写真は人がみたい姿が撮れる。オモシロイなぁ…、って感心しました。たまにはいいなと…、と思う午後。
家族そろって高松で夜。「本田」という中国料理のお店でたのしむ。
ご主人ひとりが料理を作り、マダムがサービスという小さなお店。厨房とホールを仕切る壁には四角く窓が作られ、食べるスピードに合わせて料理が作られる。
おまかせコースをお願いしました。
まず前菜の盛り合わせ。よだれ鶏を真ん中に押し豆腐に紹興酒漬けのホタルイカやクリームチーズ。鴨の燻製、クラゲの頭に素揚げのもろこと食感、味わい多彩でニッコリ。おいしい時間の見事な幕開け。
トマトを刻んでくわえた酸辣湯でお腹をほどよくあっためて、ホタテの柱と季節の豆の塩味炒めがそれに続いた。そら豆のむせるような春の香りとホタテの旨味にまたニッコリ。
カニの爪に魚のすり身をまとわせた揚げ物。
カラッと揚がったスライスアーモンドがパラリとちらかる。
そこにピリリッと辛いチリソースがぽってり追いかけ、味が整うおもしろさ。
豚バラ肉をアスパラガスに巻き付け芯にした春巻きには、香りと味を吸わわせたパラパラパン粉がパラリ。
ココナツオイルや海鮮系の旨味に風味。
豆鼓の辛味としびれる感じと食べるところで味の印象がまるで違ってまたオモシロイ。
黒酢の酢豚には蒸し饅頭が付く。強い黒酢の酸味が饅頭の甘みでなだまり歯ごたえも良い。荒く刻んだ玉ねぎの辛味と風味にみずみずしさが、豚の脂をおいしくさせる。感心します。
一日、母が「今日はフカヒレが食べられるのかしら…」ってつぶやいていた。フカヒレが付くコースだから大丈夫だよ…、と言うも実物をみるまで安心できないのよね…、と。ヒレの形がしっかり残る、こぶりながらも上等なフカヒレ煮込みを見てご満悦。
ぽってりとしたスープと一緒に味わうにつけ、唇から舌、喉からお腹と潤いネットリとしたとろけがおいしい。これにご飯を入れて食べたらおいしいだろうと思いながらもお行儀悪くておねだりはせず、舐めるようにしてお皿をキレイにして終える。
あぁ、おいしかったって思っていたら、小さな鉢にご飯が入ってやってきた。さっきのフカヒレ煮込みのスープで炊きました…、って。
なんてうれしい。しかもご飯はジャスミンライスで香り独特。これなら丼一杯食べられるねなんて言って笑って、そして〆。フカヒレを煮込むベースのスープの汁麺。
たくさん喋って、たくさん笑い、お腹一杯。シアワセな夜に感謝する。
お着物姿の女性陣の美しいこと!
お母様の笑顔もいつも以上に魅力的で
ほっこりしました。
お店も素敵で
高松に帰省した時に
義母を連れて行きたいなぁと
心にメモしました。
焼肉とどちらがいいか聞こうっと🎵
おすぎさん
このお店の料理は、東京でもなかなかお目にかかれない創意工夫と端正な手仕事で出来上がっているもの。
でも焼き肉も惹かれますよねぇ…。いつも一泊で帰ってしまう高松に、連泊しなくちゃいけないよなぁってしみじみ思いました。ステキな帰省になりますように。
お母様、やっぱりお若いわあ。お三方のお写真では、サカキさんの少し年上の御姉様に見えますもん。
独創的なお料理の写真も良かったです。でも今回が、お母様お妹さんウェブ初のお着物ですよね?模様がもっと鮮明に映ってると 嬉しかった(*_*;)サカキさんの マス目のシャツに水玉のボウタイも、さすが、良くお似合いデス。
楽しいお時間を過ごされてよかったですね、私まで嬉しくなりました。
ボルティモアのおかずさん
たしかに母も長い間、着物を着る機会がなくてひさしぶりの装いでした。初夏ということもあり、京の御所車を描いた手書きの友禅。これからもっと頻繁に着物を着なきゃね…、と元気になってもくれました。
皆さん楽しそうで、いいお写真ですね。うらやましく思いました。年齢がいってから、特に何の理由もなく写真館で写真を撮るのっていいなー。
ふかひれスープとジャスミンライス、おいしそうです。まだ学生だった大昔、KFCがセットメニューにジャスミンティーをつけたことがありました。その名前すら知らなかった私は、何とも思わずそのままオーダー。これが私のジャスミンティー初体験だったのですが、そのまずいこと!トイレのにおいがする!(正確にはトイレの芳香剤のにおい)と一口飲んで後が続きませんでした。
ジャスミンライスはハワイへ来てからたびたび中華料理屋さんで食して、これも初めの頃はなんてまずいんだろうと思っておりました。でも香りがある食べ物の常、いつの間にやら好きになるんですよね。おいしいふっくらと甘い日本のお米より、中華料理やベトナム料理にはなぜかジャスミンライスがよく合います。もちろん今ではジャスミンティーも大好きです。
食欲さん
ジャスミンティー。ボクは今でもちょっと苦手。おっしゃる匂いが苦手です。なのになぜなんでしょう…、ジャスミンライスは大好きで、ただ炊いているときのむせ返るような匂いは、あぁ、これが昔、ジャスミンティーを飲んだ時の苦手の理由だったんだって思い出す。何事も、ほどよきことがいいことなのかもしれません。
ひさしぶりの記念撮影。写真館の人たちに褒められながら、ときにやさしく叱られてどんどんみんなが仲良くなっていくのが実感できて、いいな、と思いました。