夜の表参道ヒルズって…。

表参道をぶらぶらしていて、そうだ…、表参道ヒルズの飲食フロアのテナントが入れ替わったんだというのを思い出す。それで覗いてみようかなぁ…、と中に入った。
ピラミッドの中ってこんな感じなのかなぁと、でかつては荘厳な非日常の空間のように感じたものです。
今はひと気もなくガランとしていて廃墟のようにつめたく感じる。
銀座で連日行列の、麻婆麺の人気のお店が出店していてところがここもさみしい状態。
かつて原宿、表参道は夜に大人があそびにくるような気軽だけれど個性的な飲食店が集まる街だったけど、ブランドショップが次々できてそれらのお店がしまったあとはゴーストタウンのように感じる、さみしい街になっちゃった。
そのブランドショップもにぎわっているようにはまず見えず、いつまで高い家賃を払っていけるんだろうって思ったりもする。別になくても困らぬモノを売る店ばかりが集まる街は、なくてもさみしくない街になっちゃうこともあるのにね…。ちとわからない。

そんな表参道ヒルズの中の一店。
ゴールデンブラウンっていうアメリカンダイナーにやってきてみる。
厨房の上に下がったメニューボードに、チリチーズドッグの名前を見つけてフラフラと。
簡易食堂とか、定食屋とかって訳されることの多い「diner」。
その名のとおり簡素な造りで働いている人の格好もティーシャツ、ジーパン。
こういう店の方がハンバーガーとかホットドッグはおいしく感じたりする不思議。
まずクラムチャウダーを選んでたのむ。大きなマグカップに入ってやってきたのを一口食べて、あぁ、これ、ボクがよく食べるやつって思って笑う。キャンベルの缶詰クラムチャウダーでして、しかも熱々じゃなくってぬるいというのがなんとも残念。せめてソーダクラッカーとかみじん切りしたパセリを散らすとかすればいいのに、もったいない。

ホットコーヒーをお供にしながら、キャンベルスープを半分ほども食べたところで今日のメインのチリチーズドッグ。
どっしり大きく、チリビーンズやチーズが溢れてお皿の上を汚すほど。
フレンチフライにキュウリのピクルスがつきひと揃え。
こりゃ、ナイフフォークで食べないと無理だなぁ…、とパンにナイフをあてて切る。フカッとしたパン。しかも最初はナイフを巻き込むように沈んでいって、潰れてお皿に刃が当たるまでちぎれてくれない。つまり粘り気のあるパン。こりゃ、苦手だなぁ…、と思いながら食べてみると、ペトっと上顎に貼り付くようで唾液と混じって粘ってく。しかも甘くて、ずっと口の中で自分を主張する。

ソーセージはおいしいんです。
太くてこんがりよく焼かれてて、パキッと割れて肉汁じゅわり。
ところがその肉汁をほぼ完璧にパンが吸い取り、しかもそれでも足りぬと口の中の水分を一切合切奪い取っていくようで食べてるうちに顎が疲れる。
チーズも旨い。
クミンシードの香りがおいしいチリビーンズも、豆は大きく牛ひき肉もたっぷりはいっていておいしいのだけど、パンがすべてを壊してる。パンだけ食べるとこれもおそらくおいしいんでしょう…、でもおいしい同士を組み合わせ、互いのおいしさが相乗効果になることと反目しあって互いを台無しにしてしまうこと、どちらもあってこれは後者のように感じる。
もったいないなぁ…、フレンチフライはおいしくてだからなおさらもったいなくてしょうがない。

 

関連ランキング:ハンバーガー | 表参道駅明治神宮前駅原宿駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。