街の宝物を壊してしまわぬように…。

街を歩いていると飲食店の店先に「閉店いたしました」という張り紙を見ることが多くなった。
コロナがきっかけのひとつで飲食店を経営する会社の倒産、廃業も増えている。
熾烈を極める過当競争に生き残ろうと無理をした経営が10年近くも続いて一社一社が疲弊していた。
不景気からの消費者の外食離れも進んでたところでのコロナ。
しかも外食産業が急成長した1980年代に飲食業に参入した創業者が高齢化し、事業継承が進みつつあったのがここ数年。
経営体制が不安定になりがちという最悪のタイミングでのコロナが外食産業を壊しつつある。

その影響は外食産業に限らず関連産業多岐にわたって大変な状況を呈しはじめている。
何しろ外食産業は数多くの関連産業と関わりをもつことで大きくなった。
アパレル産業。
不動産業。
建築業に厨房機器メーカー。
食品産業に流通業。
農水産業とさまざまな分野、産業がこれから直面するであろうさまざま。

どうすればいいのか答えが出せない。
答えがあったとしてもそれに対してのアクションが出せないというのが辛く、ただただ今の現状を述べるにとどまってしまうというのが歯がゆくはあるけれど、共有せずは言われぬこと。

父母どちらもちょうど30歳。
ボクが8つのときの写真です。
当時の父は中四国の外食王を目指して着々と事業を拡大しはじめ、そしてたったこの10年後には自ら作った会社を潰した。

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コメント

  1. くー

    街の宝物になれるようなお店はお客様に愛されているお店で、なのに生き残れないのには様々理由があるのですね。
    久しぶりに訪れた懐かしい場所で、好きだったお店がチェーン店に変わっているのは、それでも何とも言えない寂しさがあります。

    ばあやさんが私と同じ出身地でサカキさんに勝手に親近感を持ちました…。

    • サカキシンイチロウ

      くーさん
      家族経営のお店に厳しい時代ですから、気づかぬうちにチェーン店に変わっちゃってることってありますよね。
      あの店の人たちは今、どうされてるんだろうと思うと胸がキューンっとなっちゃいます。
      呉には何度か行ったことがあるのですが子供の頃のことであまり覚えていないんですよ。大きな橋の景色だけは今も鮮やかに思い出します。

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