行列しないですむステーキのルモンド

今の時期。
通常ならば大行列で待たなきゃいけない人気の店に、並ばずスッと入れたりする。
お店の人にとっては大変。
お客様にとってはチャンスという、悩ましいかな、緊急事態。
新宿西口にある「ルモンド」というステーキ店もそういう状況。
いつもならば営業中はずっとウェイティングの人がお店の表に立って待っている。
ところが今日はウェイティングなし。こりゃありがたい…、と早めの夕食をとることにした。カウンターだけの小さな店です。いつもは奥から順番にギッシリお客様を案内する。今は一席おきの案内。それでもしばらく一杯にならずゆったり食事がはじまる。

リブロース、サーロインにヒレと肉の種類は3種類。それにサラダにライスがついて定食となる。どれもランチで1000円ちょっと。ディナータイムでも1500円を超えるか越えぬ値段というのがありがたい。
ここのサラダは本当にシンプル。一口大にちぎったレタスに油を少々。レモンを搾って出来上がり。レタスの状態、シャキシャキとした温度に鮮度が抜群。歯ざわりたのしく、レタスのみずみずしさと軽い渋みで口とお腹がスッキリしてくる。肉を食べる準備にぴったり。
ご飯はスキップ。代わりにスープを追加と洒落てみる。コーンスープはクラシック。ぽってりサラッとお腹の中をあっためる。

3種類の肉の中から好みの肉を2種類選んでひと皿盛りのダブルサービス。
一人前分のガルニが節約できる分、定価の合計よりも150円安くなるという、よく考えられたシステムでサーロインとヒレのダブルを注文します。
焼き加減はおまかせで。
大体ミディアムで仕上げてくれる。
若干薄めのサーロイン。
分厚いヒレはベーコンで巻きじっくり焼いて休ませる。休ませることで肉汁が肉の繊維の合間にしっかり蓄えられて、切った途端にほとばしり出ることなくもれなく味わえる。
メンドテールバターが上に乗っけられているのだけれど、それが溶けずにずっと肉の上に留まる。熱々じゃないからおいしい料理があるんだ…、ってニッコリしながらナイフでスパッ。パクっと味わう。

決して分厚くないのにサーロインのロゼ色の肉。顎にカツンと噛みごたえ。噛めば噛むほど口に旨味が広がっていく。肉がまとった脂の香り。軽い酸味を最後に残し口の中から消えていく間に次の一口分を切り分ける。
ヒレはむっちり。白みがかったピンク色。さっぱりとした味わいで、クチャっと潰れるテクスチャーがなんとも繊細。メンドテールバターをたっぷりまとわせて、口をひんやりさせつつ味わう。グレイビーと醤油のいいとこ取りのようなソースが香ばしくって独特で、焼けた肉の風味を引き立ておいしくさせる。熱々ホクホクのフライドポテトもおゴチソウ。キュッキュと歯茎がくすぐったくなるいんげん豆のソテもおいしい。堪能しました、オキニイリ。

 

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コメント

  1. HIRO

    同じく並ばないと入れない名店、キッチン南海が6/29に閉店するとの衝撃的すぎるニュースが。。。。スヰートポーヅも閉店してしまったし神保町も寂しくなります。

  2. サカキシンイチロウ

    HIROさん
    キッチン南海の方は近所に新しくなって事業が引き継がれるということではありますが、スヰートポーヅの閉店は本当に寂しい出来事です。
    洋菓子の柏水堂も、天ぷらのいもやも今はなき店。新陳代謝と呼ぶにはあまりに切ない出来事が続きます。

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