行列が出来てしまう店、行列が出来ない実力派

ひさしぶりにバーグホリックで朝。
愛すべき店。同時に四谷三丁目に住んでいるボクとして感謝すべき店でもある。
大型飲食店が少ない街です。飲食店において80席を超えると大型。投資も家賃も嵩む規模だから裕福な会社か、チェーンストアくらいでないとおいそれと手が出せぬ規模。
四谷三丁目にあるそういう規模の店は数店、ほぼチェーン店。
唯一の例外がこの店で72席で独立資本。80席には届かないけど、ゆったりとした客席配置でチェーンストア並みに店を作れば100席近くは十分取れるに違いない。
居心地は良く、お店の人はいつもにこやか。がんばっている。ただ店は2階でそういう様子が外から見えない。お店に入っていつもゆったり食事ができるということにも、これだけの店を営業できるんだからボクが応援しなくても大丈夫だろう…、って思ってしまう。

ハンバーガーがメインのお店。通りを挟んだ向かい側にハンバーガーショップがあってそこは一階。いつも混雑していて行列ができている。
たしかにそこのハンバーガーはおいしく、けれどこの店のも遜色のないできばえ。なのに行列に並ぶ人がこちらの店に来ることはない。
ラーメン屋さんを繁盛させる一番の方法は小さい店で提供時間をたっぷりかけて、食べるのに時間がかかる温度や量を特徴にする。そしたら確実に行列できるからって、そんなビジネスモデルをいろんな業種に手当たり次第に売るプロデューサーがいたりするほど、今のお客様は行列が好き。行列を作らぬ規模の実力派がもっと評価されてもいいのにってしみじみ思う。

さてバーグホリックの朝ご飯。
トーストとベーコンエッグホットコーヒー。
最近、いつものオキニイリ。
白身をしっかり焼いてくださいってお願いをしてできた目玉焼きのうつくしいこと。
白身に縁は黄金色。
焦げてサクサク崩れるように仕上がっていて焼かれたベーコンも分厚く端はガリッとしてる。脂の匂いのおいしいこと。
ベーコンエッグの下にはトマトとレタス。粒マスタードとマヨネーズ。野菜だけをまず食べてベーコンと目玉焼きをのっけてトーストを折り畳んでサンドイッチにしようと思った。そしたら黄身がプチュっとはぜて半熟の黄身がトロリと出てくる。あぁ…、おいしそう。
折り畳んだら4つに切ってあとは手づかみ。いただきます。

カサカサ、前歯をくすぐるようなトーストブレッド。むっちりとしたベーコンエッグ。ほぼ調味料なんて使わず正しい素材を正しく調理し組み合わせるとこんなにおいしくなるんだなぁ…、ってしみじみ思う。
サンドイッチをお腹に収め、残り一枚のトーストにバターをたっぷり塗って味わう。コーヒー片手にぼんやりと。
Moon RiverにOver the rainbow。What a wonderful life人つながっていくここのプレイリストはいつもながら心にしみいる。
考えてみればどこにも根っこをはらず生きてたさすらい人のような2人でした。どんなことがあっても2人なら怖くないネ…、っていつもたのしく笑いながら、でも虹の向こうに何があるのか真剣に話し合うことなく彼が逝き、渡っていたはずの虹も消えてしまったような気持ちになった。ちと、さみしい。

 

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