虎屋の西瓜は皮まで甘い!

伊勢丹の虎屋菓寮で、ぼんやりします。
近づいてくる台風のせいでしょう。
ちょっと頭や体が重い。
加齢の症状のひとつとして、三半規管が鈍くなる人、過敏になる人。ボクの場合は過敏の方で、だから気圧の変化に体が過剰に反応しちゃう。
長時間立っているのが難儀でふらつく。それを言い訳に虎屋菓寮で甘い物(笑)。
お菓子の売り場の横に小さな喫茶室。壁の一部に横一枚、布が張られるようになっていて季節、季節で意匠が変わる。今は涼し気な青白模様で川を表す。こういうところが和の雅。ほぼ満席の客席は宇治金時をたのしむおばさまたちばかり。ボクが唯一、男子でござる。

季節の生菓子。「西瓜」をもらう。
お供に抹茶グラッセにする。

かち割り氷を入れたグラスに、茶筅で点てた抹茶を注ぐ。
最後に泡をたっぷり浮かべて出来上がり。
ガムシロップがついてくる。
けれどそんなもので甘みをわざわざ加えずとも、抹茶そのものの自然な甘みと旨味、渋みで十分味が整いたのしめる。
ストローがついてくるけど、グラスを手に持ち唇つけてゴクリと飲む。
ふっくらとした泡を唇が直に感じて、とてもやわらか。氷が唇なでる感じも涼しくてよい。
涼しさが手にも伝わる。唇に触れる。喉が冷たく感じる前に手や唇が涼しくなって、冷たい抹茶を一層おいしくしてくれる。
それにしてもこんなにやわらかなのにずっと泡は壊れず氷にまとわりついて、全部飲んでもまだ泡がある。泡にまみれた氷をなめて、ずっと抹茶の味をたのしむ。オキニイリ。

さて「西瓜」。ほぼ正方形で、けれど確かに西瓜に見える。
紅羊羹の中に西瓜の種に見立てた小豆。皮の部分は琥珀羹(こはくかん)。煮て溶かした寒天に砂糖、水飴を加えてかためたもので、キレイな緑色。
今年は西瓜を模したアイスクリームやケーキがいろんなところで発売されてて、それらに比べれば西瓜感はとてもゆるやか。でも「西瓜を真似る」のでなく「西瓜を彷彿とさせる」というイマジネーション膨らむ造形。いいんじゃないの…、と感心します。
紅色の羊羹部分はムッチリとして甘さ重厚。皮の部分はすべすべツルツル。
一緒に食べると涼しく感じる。普通ならばどこまで食べていいものやら…、と、迷う西瓜の皮の部分。迷わず全部味わえるのがなんともうれしい。おそらく世界で一番甘い西瓜の皮に違いない、と思えばなおさら甘露なり。

 

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そうそう、今年の厳しい暑さに重宝しているのがペットボトルに入れてもらって運べる冷抹茶。
新宿西口に「茶の池田や」というお茶屋があって、その店先にお茶が循環しているクーラーがある。昔、商店街のお茶屋さんにはたいてい、こういうのが置かれてました。
なつかしい。
普通の、濃いのと2種類あって、ちょっと高いけど濃い「上抹茶」を入れてもらうと、香りさわやか。抹茶の風味や旨味もしっかりしていて旨い。少々、温度が上がってもお水や甘い飲み物と違っておいしさが損なわれないように感じてオキニイリ。
飲む前にシャカシャカ軽くシェイクすると、空気と混じって泡立ちおいしく感じる。
ショルダーバックに定位置作って、今日もシャカシャカ。たのしんだ。

 

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