虎屋の氷に屋上テント、NeWoman

新宿駅の南口。NeWomanの一階にある虎屋の「アンスタンド」。
虎屋が作ったトラヤカフェ。
古典的な和菓子の手法や食材を使って、新しいお菓子の世界を創作しようと作られたブランドのカジュアルバージョン。
あんこに特化した商品構成が独特で、メインはあんこをジャムやピーナツバターのようにとらえて瓶詰めにしたアンペースト。小売のスペースには5種類ほどのペーストが売られてて、それを使ったスイーツをイートインで食べられる。

夏になると天然氷を使ったかき氷が食べられる。
今日は初夏の暖かさ。でもさすがにまだやってないだろう…、と思って来たら、なんと今日からはじまっていた。なんとうれしい。
今日から7月初旬まで、イチゴの氷というではないの。しかもうれしいことに好みでアンペースと2倍増量のサービス中。トラヤカフェが今年で創業15周年だからというサービス。虎屋という老舗にとって15年という歴史は短く、けれど今というものが長続きしない時代にあって15年は十分長い。めでたいことでござります。

イチゴのかき氷にイチゴと練乳のかき氷。イチゴと練乳のかき氷だけあんこをダブルにしてもらう。プラスティックのカップにふんわり氷。練乳のかき氷は練乳の色、イチゴの氷はイチゴ色。上に凍ったイチゴがひと粒。美しい。

ここの氷はきめが細かい。ふっくら空気をタップリ吸い込み削られていて、だから冷たさがやわらかい。口に含んでもしばらく氷の状態が続いてゆっくりとけていく。だからツーンっと突き抜けるように冷たくはない。
やわらかな氷…、とでもいいますか。
シロップじゃなくイチゴのペーストで味わう趣向。カップの底にペースト、氷をのせてまたペースト。その繰り返しでミルフィーユのように仕上げる。だから氷そのものの味をずっと楽しむことができるのがいい。
イチゴのペーストはしっかり甘く、けれど甘さに負けない酸味があって香り豊かでウットリします。イチゴペーストだけで食べる氷はさっぱり、さわやかで練乳と一緒になるとどっしり味。あんこペーストを舐めると冷えた舌で休まる、口直し。

 

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ちなみにNeWomanの上にバスタ。長距離バス専門のバスターミナル。
そこまではバスにのるため出張前に行くことがある。
けれどその上に何があるのかは知らなかった。
実は今日からNeWomanのゴールデンウィークのイベント中。
何かを買うと上のフロアーでペットボトル系の新商品をもらえるのだという。
そうでもしないと、人が来てくれない場所なのかしら。
それとも何か見せたいものがあるのかしら…、って思ってちょっと行ってみた。

そしたらビックリ。
屋上に芝生が植わって、そこにテントがはられてる。
アウトドア用の椅子にテーブルも並んでたりして、自由に使って…、っていうではないの。

他に2組ほど芝生の上でぼんやりしている人がいるだけ。このあり得ない空間をまるで独り占めしているみたいな贅沢感にウットリしました。

ためしにテントの中に入って寝転んでみた。
下が芝生で、だからふっくら。体をやさしく受け止めてくれ、ゴロンと横になるとグーッと眠ってしまいそうになる。
寝返り打つとちょっとチクチク、芝生が体をつっつくようにくすぐる感じが、自然の中にいるんだなぁ…、ってちょっと錯覚させてくれるのがオモシロイ。
子供と一緒に来たらよろこぶだろうなぁ…。もし夜にもこうして使えるのなら、ちょっとしたデートにピッタリなんじゃない?大々的に告知しないのは、人気がでたら大変なことになるからに違いなく、勿体無いなぁ…、って思う午後。

コメント

  1. comfort

    まるでスノーピ○クのカタログ見てるようで贅沢感が伝わって来ます。
    ここでBBQしたら気持ち良さそう!(火気厳禁でしょうが)
    次の休みは久住高原で決まりです。

    • サカキシンイチロウ

      comfortさん
      BBQしてそのまま一泊…、こんな場所でそんな一夜が過ごせれば贅沢この上ない思い出になりそうです。
      九州の高原は独特のムードがあっていいですよね。ボクは来月、えびの高原にいく予定。灰が降っていなければ…、とちょっと心配しています。

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