とらやの汁粉に七草の粥

ちょっと歩くと体が冷える。甘くてあったいもので体を芯からあたためましょうと、虎屋のあんスタンドにやってくる。
お店の壁には愛くるしくデフォルメされた二匹の虎のモザイクがある。店内用の甘味の器の下にも同じ二匹の虎がプリントされたペーパーナプキン。
新年になってから虎がいろいろ騒ぎを起こす。虎が悪いわけじゃなく…、と思うとなかなかなやましい。
冬の甘味をたのんでくつろぐ。
「あん汁粉のおこし付き」。こしあんを使って作った汁粉の中に焼いた白玉餅を浮かべたあん汁粉。飲むとこれがなんともなめらか。裏ごしにしたあんこに吉野本葛をとかしてとろみをつけている。だからとろんと喉越しやわらかで、なのにさっぱり後口がよい。

甘みもすっきり。やさしく上品な甘みがずっとあとを引く。
もち米をそのままついた餅と違って、白玉餅はあまり粘らずさっくりとろける。焼いた表面はカリッとまるで薄焼きせんべい。焦げた香りもひときわ強くて香ばしい。
もち米を焼いて固めたおこしにはくるみが混ざって香ばしく、塩の風味もよき口休め。
若い頃には和菓子が苦手。特にあんこはお腹が重たくなっちゃうから…、って敬遠してた。それが最近、あんこや和菓子のやさしい甘みがありがたく、今では大ファン。お年頃です、オキニイリ。

 

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正月7日に七草粥を作って食べる。
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな 、すずしろ 、これぞ七草…、と詠み人知らずの古い歌。
すべてが野の草。
普段は縁の少ない植物で、例外といえばすずなとすずしろ。
つまりかぶと大根で、それぞれ刻んでスタンバイ。
今年は玄米でお粥を炊いた。半日かけて浸水させて、多めのお水に塩を入れコトコト煮込んでふやかしていく。
やわらかくなってきたところで出汁をくわえて一緒に七草。コトコト炊いて大根がやわらかくなったところで出来上がり。
土の匂いが独特で、食べるとお腹があったまり体の調子が整っていくような感じに、正月疲れをリセットする昔の人の知恵を感じるおごちそう。

お供に粕漬け。よく漬け込んだ鮭の切り身を石綿網でこんがりとやく。
ちょっと漬け込みすぎたかなぁ…、と心配したけど切り身の表面はつやつや仕上がり端の焦げ方もなかなかおいしげ。水分をほどよく吐き出し旨みがギュギュッと凝縮された鮭のおいしさは格別で、ひと口食べてお粥をサラサラ。味わい深さにニッコリします。
なまこの薄造りを見つけて買った。土佐酢に漬け込みコリコリ食べる。
コリコリがそのうちクニュクニュやわらかくなり、軽い渋みがこれまた体にきくような…。レタスにエンダイブ、サニーレタスをまぜてサラダに仕立てたところに塩もみにしたラディッシュのっける。お腹も顎もよろこんだ。

コメント

  1. ワイメア

    場違いですが
    ホノルルコーヒーなくなってしまうのすごくすごく残念です。

    • サカキシンイチロウ

      ワイメアさん
      運営会社が変わってからパンケーキ屋さんみたいになっちゃったのが良くなかったのかもしれません。
      あの甘いコーヒーの香りがなくなっちゃうのは本当に哀しいですよね。

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