蘭州馬子禄牛肉面

滋養溢れる料理でお腹を満たしてくて神保町。
馬子禄牛肉面にやってくる。
中国蘭州からやってきたという麺店で、マーズルーニューローメンと読む。蘭州といえば中国の内陸、モンゴルにも近くイスラム教徒が多く住む、漢族の中国とは違った文化をもった地域で、麺の文化も独特です。
ちなみにメニューは牛麺一種類。麺の形やトッピングなどで変化をつけることはできるけど、それでも牛肉麺であることにかわりなく、究極の専門店と言ってもいいほど。
命がけとはこういうことを言うのでしょう…、その商品に魅力がなければ先はない。ここはそれでも繁盛し続け間も無く東京駅に二号店を出すんだと言う。見事なものです。厨房の中の仕事は忙しく、ただ一人がひとつの仕事を黙々とし続けると言う分業体制。

体の大きな人が、ひたすら麺体を練る。
一人前分に分けたらそれを油に浸した紙で包んで休ませて、隣の人が伸ばして麺に仕上げてく。
魔法を見ているみたいにあっという間に細くなった麺を茹で釜に落としたら、釜当番がザルですくって水切りをし、丼に入れたら最後の一人がスープを注ぎ具材を貼って出来上がり。
茹でた牛肉を薄切りにしたものが3枚。刻んだパクチー、茹で大根にラー油が浮かんで出来上がり。ラー油は増量、パクチーも大盛りにしてもらってちょうど1000円。いい値段です。
麺は切らずに伸ばして仕上げているから断面まん丸。スルンとなめらか。唇なでつつ口の中へとやってきてとてもやわらか。そのやさしい食感を味わってると、日本のラーメンのコシやハリにこだわりできた硬い麺って、なんて暴力的なんだろうって感じてきちゃう。

牛骨の出汁にスパイスがたっぷり混ざったスープがおいしく、ラー油の辛さと熱さで汗が噴き出してくる。
フーフーしながら食べてくと麺にどんどん熱が入ってほぼ食感をなくしてしまうほどやわらかになる。まるでスープが麺の形を成して口へとやってくる。そんな感じがたのしく、もっとやわらかになればいいのにって思ってしまうほど。
牛肉はザクッと歯切れ、煮た大根はクチュッと潰れる。丼の底には刻んだ肉がころがりたっぷり混ぜたパクチーの香りもおいしい。スープ一滴を残すももったいなくて、汗を構わずごくっと飲んだ。元気が湧いてやってくる。
こういう料理を食べると、日本のラーメンは麺と油の料理でこれはスープとスパイスの料理だなぁ…、って思う。ボクはこっちの世界が好き。

 

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食後をのんびりお茶でも飲もうと、ペーパーバックカフェ。
神保町の書店街にある東京堂書店の一階、二階。セルフサービスで気軽な感じ。
アールグレイをアイスでってお願いしたら、蒸気を通して濃い目に出したアールグレイティーをカップにぎっしり氷を入れたところに注いで作ってくれた。
香りゆたかで苦味もしっかり。作りたてってやっぱりおいしく感じるんだなぁ…、って思ってゴクリ。
書店の一部を仕切って作ったライブラリーな感じの店内。ウェグナーチェアーのような椅子が並んで座り心地も良さげ。ちょっとおもしろそうな本が棚においてあり、ちょっと読もうかと眼鏡を外す。そういう年頃。悪くない(笑)。

 

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