蓮玉庵、グーフィー顔のおかめそば

上野に移動。今日、どうしても食べておきたい蕎麦があった。
実は先日。上野の街をぶらぶらしていて、そうだと思い立ってお店の前にやってきた。
「蓮玉庵」という古い蕎麦屋で、ここのおかめそばに無性に会いたかったのでした。ところがその日は夏季休業。それでやむなく近所の上野藪そばのおかめそばにした。
でもやっぱり、ここのおかめそばに会いたくて営業再開の今日に合わせてやってきたわけ。
150年以上も前に池之端にて創業した店。忍ばずの池に浮かぶ蓮の葉っぱの上に溜まった水滴のごと、愛おしくてすがすがしき店…、とそれで蓮玉庵と名付けられたといういわれもステキ。やってくるのはひさしぶりにて、それでもかわらぬ店構えに少々背筋をのばしてお店の中に入った。

お店の中は一転、モダンなつくりです。
表と中のギャップがまるで江戸の昔から平成へとタイムマシンにのったよう。
モダンな造りに負けず劣らずモダンな装いのマダムに一言。
おかめそばをお願いします…、と、告げてテーブルについて待つ。
お店の中はランチのピークが終わって、ほっとため息ついてるようなのどかなムード。
それでもお店に残って談笑していらっしゃるご婦人方はみんな落ち着いたお年頃にて、とても上野な感じがするのもまたステキ。
お店の売りは三段重ねの変わりせいろなんだけど、ボクは一択。ココではおかめそばしか食べたことがないな…、ってぼんやり思う。やってくる。

おかめの顔を模した蕎麦。
お店、お店でおかめの顔に対するイメージが異なるようで、いろんな顔の表現がある。
パーツはほとんど同じです。
かまぼこ、しいたけ、湯葉かお麩。青菜、青物を使って自由なお絵かきです。
ちなみにここの顔ほど「ポチ」な感じの店はない。
垂れ下がった目のかまぼこに大きな鼻。暑いのでしょう…、鼻はテカテカ湿って濡れてお麩がベロンと舌のように垂れ下がる。ああ、かわいらしい。「食べにくる」のでなく「会いに来たく」なるオキニイリ。
蕎麦は若干モサモサします。出汁もやわらか、醤油の味が強くてどちらかといえばぼんやりとしたひと味たりぬ普通の蕎麦です。でもそれが良い。気取らぬところもまたごちそうで、やかんの蕎麦湯を汁に注いでゴクリと飲んだ。北に向かって移動です。

 

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宮城県の古川にきて、試食をしながら打ち合わせ。近々メニュー変更を行う予定で、試食するにも力が入る。
牛タンの芯の部分だけを取り寄せ焼いたモノ。大きなチェーン店では数が揃わずなかなか扱うことができない上等な部分。こんがり焼いて南蛮味噌と一緒に味わう。ザクザク歯切れて脂がジュワッとにじむ感じは芯の部分ならではで、ひんやり脂が唇潤す肉感的なるオゴチソウ。
厳密には試食じゃないのだけれども、貝が好きなボクのために刺身のご褒美。赤貝、つぶ貝、アワビは肝も一緒にもらう。生のアワビはやわらかで、コリコリ、クニュクニュ、貝それぞれの食感たのしむ。殻ごとのうにはスプーンですくってネットリとした海の甘みを堪能します。
メニュー変更で一番力を入れようと思っているのがうなぎの蒲焼。うな重食べる。関東風のさっぱりとしたタレをまとわせ、表面カリッと焼き上げたうなぎは上等。大人顧客を惹きつける料理になればいいなと思う。夜のコト。

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