花彫酒家で炭水化物にまみれるランチ

昼を新宿の花彫酒家。ひさしぶりのオキニイリ。
伊勢丹の近所にあって繁盛店。狭い階段をトントン上がって2階につくとほぼ満席のニギヤカサ。
ランチタイムには気軽な店の雰囲気に似つかわしくないビシッとスーツを着こなしたおしゃれ男子で一杯になる。しかも普通のビジネスマンが着ぬようなエッジのきいたデザインスーツ。ネクタイだってかなり気合が入ってらっしゃる。
伊勢丹メンズのメンズたちなのでありましょう…、ココの売り物の担々麺の汁が飛び散らないよう、細心の注意を払って食事をするさま微笑ましくって、おしゃれでいることって大変なんだなぁって思う。
ボクらは汚れても全然平気な格好で、だから心置きなく昼のゴチソウのんびりたのしむ。

ちなみにココのラー油はおいしい。
伊勢丹の食品売り場で売られていたことがあったほどにて、テーブルの上にドーンッと置かれて自由に使ってとサービス精神旺盛。
しかも大きなジョッキにぎっしり氷を入れて、水をタップリ。
辛くて熱いものを食べてというメッセージ。

ココの名物料理は担々麺。やってくる人たちのほぼ半分は担々麺か担々麺がセットのランチを食べていく。
ボクも担々麺と炒飯のせっとたのむ。それからも一つ、日替わりランチ。今日のメインは回鍋肉。

炒飯が出来るまでちょっと待ってネ…、と、最初にサラダと担々麺。炒飯はある程度注文が集まってからまとめて作る。それでそれまで担々麺。
ポッテリとしたスープがなめらか。
辛味が強くはあるけれど、それ以上のスープ自体がどっしりしていて胡麻ペーストの風味が強くて飲み口なめらか。
砕いたピーナツが食感くわえて、にんにくの香りがおいしい豚ひき肉もたっぷりのっかる。飲みはじめるとずっとれんげですくって飲んで、気づけば汗で頭ぐっしょり。そこにラー油をのっけて味わう。やわらかでうねるような辛味が一気に突き抜けるような辛さに変わり、ちょっとヒーハー。食欲が後からあとから押し寄せる。

ミニ五目焼きそばを追加でたのむ。普通の焼きそばの3分の1ほどの分量でこれがたったの150円。にも関わらず、五目あんはびっくりするほどタップリで、なによりおいしい。
麺は揚がったようにバリバリに焼かれてそれがあんとからまり徐々にやわらかになっていく。
揚げた麺をふやかしていく…、つまり伊府麺を食べてるみたいな感じになるのネ。麺の表面に熱した油が開けた細かな穴からあんかけスープが麺の中に入って、麺そのものがとろける上にあんのとろけが混じってネットリ。醤油風味のあんの中にはニンジン、小松菜、玉ねぎ、白菜。きくらげ、豚肉、エビがゴロゴロ。芥子をたっぷり乗っけるようにして味わって、そしてそろそろ炒飯がくる。

とても普通の炒飯なんです。いたずらに味をつけるのでなく、塩と胡椒、うま味調味料で味が整い、ふっくらとした玉子に刻んだしいたけ、ニンジン、味をつけた豚ひき肉。それら具材の力で味がついてるさっぱり味。
油の香りがいいんですネ…、しかもグリーンピースがタップリ入って、プニプニ食感がオモシロイ。
担々麺のスープにご飯を浸して食べる。スープの旨みが麺と一緒に食べるよりご飯の方がしっかり、はっきりわかるところがまたオモシロイ。
ところで昼のお膳の最終型が、スープの麺に焼いた麺、焼いたお米と炭水化物祭りであるのに、これじゃぁ、ダイエットなんて夢のまた夢。お医者様に見られぬようにと思って食べて、さぁ、歩く(笑)。

 

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コメント

  1. りんご

    医者でも炭水化物にまみれたくなることがあります。
    と申しますか、医者の三食こそ栄養バランスくそくらえ!!の代物です。
    流行りの<ワーク・ライフバランス>って、どこの世界の話なんでしょうね?

    • サカキシンイチロウ

      りんごさん
      体に良い食べ物のコトであるとか、体に良い食べ方の話であるとかいろいろ聞きますよね。
      でも何をおいても、気持ち良い食べ物、そして食べ方が第一だなぁ…、なんて思います。
      でもお医者様に叱られるのは怖いし凹む(笑)。

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