花園神社、韓国市場に明洞のり巻き

本来ならば今日からひさしぶりに遠出の出張をする予定だった。
けれどさすがにここ数日の状況で、コロナのメッカ東京から地方に出向くのはいささか都合悪かろうと、自発的に全部キャンセル。それで今日からノースケジュール。
のんびり散歩でもしましょうと、思い出の場所をちょっとぶらつく。
新宿三丁目の駅を降り、花園神社で手を合わせ、それから大久保に向かって明治通りをぶらぶらと。
途中、都心に珍しいデイリーヤマザキのお店があってちょっと立ち寄る。ヤマザキビスケット系のコンビニだけあって、ルヴァンやプライム、レモンパックなどのビスケット商品がフルラインナップで揃ってる。好きだったなぁ…、ここのビスケット。特にチョコビスケットでバニラアイスクリームを挟んだノアールが好きで、そのミニサイズは置いているお店が少なくここに来ると必ずまとめ買い。

まとめて買ってもあっという間になくなっちゃってた、早死の素。憎らしい。ひさしぶりに一袋買い、お供え物にすることにする。

ちょっと歩くと「韓国市場」。
彼が好きでよく来てた。
もともと近隣の韓国料理店向けの業務用スーパーとしてできた店。
だから、販売単位が今でも大きい。
豆もやし1キロとか、冷凍にした牛のはちのす1枚だとか、どうやったら使い切れるの…、って分量を買ってきては格闘してた。

そもそもボクは、料理なんて素材がよければあとは塩だけでできるもんだ…、って思ってた。
一方、彼は素材なんてなんでもいいけど、調味料さえしっかりしてれば料理はおいしくできるんだって思うタイプで、だから韓国市場に売られてるエキゾチックな調味料をあれやこれやと買ってきて、家の厨房を実験室のように使っていろんな料理を作ってくれた。ボクの味覚の世界はこの25年で驚くほどに広がった。なつかしくってありがたい。

近所の「明洞のり巻き」で朝にする。
24時間、365日、休まず営業していている働きもののキンパのお店。
朝には近所の韓国系の人たちが朝ご飯を食べにくる。
夕方になると黒服姿のおにぃさんたちが、10本単位でキンパを買ってく。歌舞伎町の韓国クラブのおねぇさんのおしのぎ用になるんだろうなぁ…、って思うとなんだかこの街そのものみたいな感じ。
キンパを一本。それからおでん。キンパの具材は多彩です。甘く仕上げた玉子焼き。カニカマ、スパムに韓国おでん。ニンジン、たくわん、茹でた小松菜とカラフルにしてどれもがしっとり、みずみずしい。
具材の量に比べてご飯は控えめ。これをボウルに放り込みよくかき混ぜて食べるとおいしいビビンパになってくれそう。だからこれは手づかみできるビビンパなんだ…、って思って食べる。韓国海苔の風味がこうばしく口に散らかる感じもたのしい。オキニイリ。

スープとおかずをかねておでんをたのんで食べる。
日本と違って韓国ではスープを一緒に食べる鍋のような料理で、おでん屋台にいくとスープをすくって飲むためのコップがおいてあったりする。四角いのだったり丸いのだったり練り物どっさり。玉ねぎ、ニンジンそれから茹で卵。ドッシリとした牛骨スープに胡椒がたっぷり。飲んでるうちに体が中からあったまる。
そういえば長い間、霜が着くがままにしていた冷凍庫を2週間ほど前に電源切って霜取りした。そしたら奥の方から凍ったままのおでんが大量に流れ出してきてビックリした。あれで何を作ろうとしていたんだか…、今となっては藪の中。

 

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コメント

  1. kiko

    ヘビーローテーションのお店やお料理、サカキさんの好みだとばかり思ってましたけど、大切な方の好きなお店好きなお料理でもあったんですね。
    サカキさんの長年のファンを自負していますので(笑)、なぞ解きをしているような驚きと共に、一緒に思い出をなぞっているような不思議な感覚にここ最近なっています。
    登場回数の多いここの海苔巻き、韓国料理好きな娘と一緒に食べに行ってみたいです。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      kikoさん
      最近、何を食べようと考えて、なかなか思いつかなかったらこれと決められなかったりすることが多くなりました。
      それって多分、ボクは「自分の食べたいものを決める」より「好きな人が食べたいものを考える」方が得意で楽しかったからなんでしょうね。
      ここののり巻き。ボクは日本で一番おいしいキンパだと思っています。

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