肉を焼きます、ホルモン焼きます、歌舞伎町

ke1ke2ke3

夕方からちょっと野暮用で新宿に出て、ついでに夕食を食べて帰ろうと最近オープンしたばかりの魚がおいしいが売りの居酒屋にいく。雨が降ったあとでもあって、空いてればラッキーってぐらいの気持ちで行ったら「うちは予約してもらわなくちゃダメですから」って、まるでお客様のボクが悪いみたいなコトを言われてプンプンしちゃう。
来てやるもんか…、と思って気持ちをサラッと変えて焼肉の店。
「幸永」という繁盛店に電話をかける。ちょうど今、お客様がお帰りになるところですから、お待ちしておりますと元気な声が聞こえて急いで向かう。

ke-zensaiついたら確かにひとテーブルだけ空いていて、隣のテーブルでは白いシャツきた若者&おじさん上司のグループ客。
そのニギヤカも焼肉をおいしくたのしむ調味料のようでござんす。

アセロラ味の焼酎もらって、千切りキュウリをタップリいれる。氷と水で割ってゴクリ。
スイカジュースを飲んでるみたいで、グイグイ飲めて笑っちゃう。

塩ダレかけたサニーレタスのサラダをまずは。
レタスと違ってモサモサとした食感が、タレをたっぷり含んでおいしく、皮をキレイに剥いたキュウリがシャキシャキ、たのしい歯ざわりくれる。

ハチノス刺しってメニューがあって、まさか内臓肉の刺身はないだろうと思ってそれでも注文をする。
茹でたハチノスを薄切りにして冷たくしたのを味噌ダレつけて食べるというモノ。クニュクニュ、サクサク、歯切れて粘るハチノスのその独特を味わうスタイルとしてはなかなか。お酒もすすむ。

ke-t1ke-t2ke-t3

炭をおこした七輪に網を置いて肉をやいてく準備ができる。
最初にやってくるのが牛タン。厚切りタンステーキという名前の分厚い牛タンで、深く切り目が入ったモノ。網にのっけて焼いてくと、切り目が徐々に開いてまるで松かさみたいになって焼けてく。
脂が落ちて炭に火がつき、煙と一緒にタンをいぶして仕上げてく。
ハサミでジョキジョキ切ってパクっと食べる。じゅわっと口に肉汁広がり、噛むとザックリ。柚子胡椒をつけて食べるとビリリと旨みがひきしまる。

ke-hormonke-liverそれからホルモン。
実はこの店が有名になったキッカケが、ホルモンがおいしかったから。
中でも脂ののった上等なホルモンを「極みホルモン」ってよんでそれを食べに来る人たちが噂を作った。

今でも極みホルモンが一番の売り。
売りにもかかわらず、メール会員になるとそれがただで一人前たのしめるという大盤振る舞い。売り物を出し惜しみせず、来てくれた人にまず振る舞う。

だって、それを食べればみんなおいしいってほめてくれるし、必ず再び帰ってくるに違いないから。
辛めの味噌ダレをからめてやってくるのを焼きます。
脂がこんがり、味噌と一緒に焦げて仕上がる。
最初は網の上で静かにしてて、それが徐々にブルブル震えて焼けていく。脂が徐々に透き通り、口に含むと口がひんやり、脂がとろけて涼しくなる。
体の中にエネルギーが染みこんでくる…、って力強さにウットリします。

それからレバー。去年くらいまで焼いたレバーはダメだった。生のレバーは3年ほど前に食べられるようになったのだけど、焼くともっさりした食感が苦手でそれが最近、開眼。そのもっさり、バサバサしたのがユックリとろけて独特の旨みと匂いを吐き出してくのが今では大好き。今日もコンガリ焼いてパクリと味わい、食べる。

ke-kalbike-tareさて肉を焼く。
ロースにハラミ、それからカルビ。
レモンダレに醤油のタレがついてくるのが焼肉屋さんのデフォルト通り。
焼いた肉に乗っけるトッピングが、ネギの塩和えだとか海苔ダレだとか豊富に揃っているのがたのしい。
「青唐辛子あえ」っていうのがあって、これがスライスした青唐辛子を塩と胡麻油で揉んだモノ。焼いた肉の上にのっけて食べるとビリビリ、辛くて脂がスッキリしてくる。
大人の食べ方。いくらだって肉を食べられちゃいそうなほどのオキニイリ。

ところでボクらの隣の席のグループさんたち。若い人たちは大盛りライスをたのんでもりもり、肉と一緒に食べている。腹いっぱいになるのがうれしい若い胃袋。彼らを見ながらおじさんたちはビールを飲んで、ご飯どころか肉もそれほど食べずにニコニコしながら若い人たちが食べてるところを見ているのです。あぁ、いいなぁ…、いい会社のいい上下関係があるんだろうなぁと思ってニッコリ。いい夜でした。煙の匂いと一緒に家まで帰りましょ。

 

関連ランキング:焼肉 | 西武新宿駅新宿西口駅新大久保駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。