肉の万世ジャンボハンバーグのエビフライ添え

どうにもこうにもハンバーグが食べたくなって万世グリル。
新宿西口。地下鉄ビルの地下一階。食堂街の中の一軒。オキニイリ。
ハンバーグという料理。おそらくその黄金時代は1980年から90年代初頭だったような気がする。
それはそのままファミリーレストランが人気業態だった期間。ファミリーレストランの花形料理がハンバーグでしたから、それは当然。
ところがファミリーレストランがファミレスと呼ばれるようになり、その主力商品のハンバーグまでもがスペシャル感をなくしてしまった。今やハンバーガーは人気だけれど、ハンバーグはちょっと地味な料理になった。だから昔のようなハンバーグを食べようと思うとこれが結構難儀する。新宿だとまず思い浮かぶのはこの万世。それで「ハンバーグを食べたい」=「万世グリル@新宿」という具合。

お店の中にはおじさん、おばさん。
ファミリーレストラン世代がずらりと並ぶ。
ステーキ、シチュー、とんかつなんかもメニューに揃っているんだけれど、ほとんどの人がハンバーグを食べている。
みんなニコニコしながら食べてて、つまりココは古き良き時代のファミリーレストランムードが漂う。なんだかしみじみなつかしい。

ジャンボハンバーグを選んでたのむ。
「ジャンボ」という名前がそもそも時代の言葉。
ボーイング747が就航したのが1969年でその愛称がジャンボ。
それが大きなキッカケになったんでしょう…、1970年代には名前にジャンボってタイトルが付く人やモノがたくさんあった。ジャンボ鶴田にジャンボ尾崎。ジャンボ宝くじも1970年代の終わりの誕生。
そんな時代の花形商品のハンバーグはジャンボがついて、でもハンバーガーはビッグマックであって、ジャンボマックじゃない不思議。オモシロイ。木の板の上に分厚い鉄板。ジュージューしながらやってくるハンバーガーのかたわらに目玉焼きがよりそうようにあるのもなんだか昭和な感じ。喉がなる。

ココのハンバーグは昔ながらの合い挽きタイプ。最近よくみるビーフ100%のハンバーグの肉々しさもおいしいけれど、ふっかりやわらかで牛肉の旨みに豚肉のコクが混じった肉汁のおいしいことはやはり格別。クラシックなデミグラスソースがたっぷりかかってくるのもうれしい。
ちなみにエビフライを追加でのっけてもらった。ハンバーグとエビフライと言えば、洋食レストランで食べたい料理のツートップ。それを一緒に盛り合わせるのはやはり贅沢。しかもエビフライにはタルタルソースとレモンがたっぷりついてくるので、それをちょっと拝借しハンバーグの上にのっけて食べると、酸味に旨みがデミグラスソースをワンラックアップしてくれるような感じで旨い。オゴチソウ。

ただこのなめらかなハンバーグにチーズをのっければよかったなぁ…、ってちょっと後悔。
次はそうすることにする。
細かなパン粉をぎっしりまとわせガリッと揚げたエビフライ。
ラードがまじった油の仕業で、衣は甘くパリパリになる。
中のエビは太くてムッチリとしたたくましいモノ。ハンバーグとエビフライ。どちらが主役か一瞬迷うほどにしっかりしていて、ご飯の上にのっけて拝む。
レモンを搾ってタルタルソースをたっぷりのっけ、ご飯と一緒に味わうとカサカサパン粉が散らかって、ご飯もパラパラ。口の中がニギヤカになる。
キレイに揚がったキレイな尻尾を最後に残して、パリッと食べる。どっしりとした豚の脂が風味をつける豚汁お供に、すべてがペロリとお腹の中に収まった。オゴチソウ。

 

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