肉うどんに高野豆腐の天ぷら、麺通団

麺通団でうどんを食べる。
思い出の店。
漫画家をはじめる前にイラストレーターとして活躍していたタナカくんの、代表作のひとつが「恐るべきさぬきうどん」っていう本のイラスト。
その本ができたきっかけが「麺通団」っていうさぬきうどんを食べ歩いていた人たちの活動で、だからこの店ができたとき「麺通団が店になったんだね」ってうれしそうに言っていた。
今では当たり前になった入り口に置かれた茹前でうどんをもらい、好みのトッピングをとってうどんを仕上げてく。このスタイルもできた当時は新鮮で、なつかしいなぁ…、って喜んでいた。讃岐うどんに関しては松山生まれ松山育ちのボクよりずっと彼の方がプロでした。

肉うどんを選んでたのむ。
甘辛に煮た牛バラ肉をうどんにのせて、どうぞと受け取る。
そこにネギ、生姜をのっけて、出汁が出てくる蛇口の下においてダバダバ。
おいしい出汁の香りが湯気と一緒に食欲誘う。
お供にコロッケ、高野豆腐の天ぷらとおむすび一個。
香川県では煮付けた素材、れんこんやごぼうのような根菜などを天ぷらにする。
母の自慢の料理のひとつで中でも高野豆腐がみずみずしくてふっくら、おいしい。コロッケにはウスターソースを注いでそのまま。高野豆腐の天ぷらはうどんの上にのっけて食べる。

するとあっという間に高野豆腐が汁を吸い込み丼の中がほとんど干上がってくる。お冷用のカップに追加用の汁を入れ注いで食べるも、あっという間にまた乾く。何度も何度も汁をかけ、お腹がどんどん膨らんでくる。
うどんとは麺ではなくて汁を食べるもの。ボクにとってはそんなもの。
刻んだ乾燥昆布を混ぜて作ったおむすびはほどよく塩がゆきわたり、昆布の香りも鮮やかで好き。スルスルハフハフキレイに食べて、お店を出ようと壁を見る。讃岐うどんのお店の地図に、一緒に行ったお店を見つけてなつかしいなぁ…、と思う昼。

 

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麺通団の二軒隣りに「にぎりて」という寿司屋がある。カウンターだけ。ネタの種類は絞り込まれて、魚の〆方や熟成にこだわりをもつ気合の入った寿司屋さん。一緒に何度か来たことがある。来て食べるたび、ネタがいいね…、って感心して帰るんだけどしばらくすると忘れてしまう。だから何度かくらいしか来なかった。
ひさしぶりにきて食べてみる。マグロの赤身はねっとりとして強い旨味に鮮やかな酸味。これほど上等な赤身はなかなか食べられないなぁ…、と幸先の良さにウットリしました。続いて脂ののったシマアジにゴリゴリ砕けるつぶ貝、アジに焼き穴子。
どれもおいしくさすがだなぁ…、と思うもシャリが甘くて疲れる。シャリもおいしい、ネタもおいしいでもっと食べたい気持ちをお腹が邪魔するのです。なるほどそれが理由だったか…、と改め思う。もったいない。

 

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コメント

  1. Leocco

    讃岐うどんの本、昔読みましたよー。
    そっかそっか、田中さんが表紙描かれていたんだ!

    丸亀に友達がいて、コロナ禍が始まるまでは、毎年、夏に小さなコンサートを一緒にやっていました。
    普段はジャズバー(美味しいワインもいっぱいありますよ)で働いてる彼女の、友達やお客さんから「おかえりー」っていつも迎えてもらって、第二の実家のような感じでした。

    お昼はもちろん毎日おうどんです。
    時には朝うどんしました。
    またいつか行きたいあなぁ。

    そういえば、香川版VOW (昔ありましたよね)みたいなのも、何冊もあって、香川人って面白いなって思いました。

    • サカキシンイチロウ

      Leoccoさん
      香川版VOWさんには何度か書かせていただきました。
      香川県って小さいのに横に長いから地域地域で文化が違って、飽きないんですよね。
      毎日うどんでも哀しくない讃岐。たしかに恐るべしです!

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