羽田空港の三匹目のドジョウ…、七だし屋

羽田に気になる店がある。
「七だし屋」という出汁にこだわるラーメン店で、場所は第一ターミナルの一番北側。
熊本からついた飛行機がターミナルの真ん中近くに駐機した。お腹もほどよくこなれてて、試してみるかとやってきてみる。
藍染に白くロゴが抜かれた暖簾。独特なフォントの店名と凝ったデザインが大きな会社の仕業を物語る。ラーメン屋っぽさを極力配して、日本の伝統的な製品をモダンに解釈して売っている店のような風貌。
写真入りの商品看板が置かれています。麺のメニューは3種類。小さな丼3種類と絞り込まれたメニュー構成。醤油出汁に塩出汁のラーメンはわかるとして、なぜだかまぜそばあって、出汁のこだわりはどうしちゃったんだろう…、って思う。

テーブル席が並ぶ案外大きな店で、厨房はクローズ。厨房前にカウンターがあり、そこで注文。先払い。ブルブルマシンを渡されて、料理ができたら取りに行く。フードコートなスタイルです。サービスに対するこだわりはほぼゼロで、代わりに商品に対するこだわりはかなり強烈。魚の節を7種類使ってとった出汁が自慢。そこに山椒油や生姜をくわえて好みの味にして食べて…、と書かれた紙が料理のサイドに置かれてる。
羽田第一ターミナルにはこういう店があと二軒。HITOSHINAYAからはじまってカレーうどんの「Cuudo」、続いてココ。出汁にこだわった和食のお店、HITOSHINAYAがあまりに成功してしまったから、二匹目、三匹目のドジョウを狙っているのでしょう。Cuudoはちょっと失敗臭い。二匹目ってなかなかいないものなんでしょう。

ブルルと鳴ってとりにいく。
醤油ラーメンをたのみましたらかなり濃い目の醤油色。
出汁の香りを嗅ごうとしても、臭ってくるのは醤油の香り。
麺は平たくちゅるんとしてて細めのうどんのような食感。スープをしっかりたぐりよせてくれるところはなかなか優秀。
ゆっくり味わうと醤油の風味の奥に魚介系の苦味や渋み、香りに旨味がひそんでる。深くてなかなかおいしいスープ。けれどこれをラーメンとして売るのはかなり無理があるんじゃないかと思ってしまう、なやましい味。
用意されてる山椒油の出番かなぁ…、と入れてみるも軽い痺れと香りがくわわるだけ。生姜入れてもラーメン味にはならないのです。
商品受け渡しのカウンターの前に調味料が置かれてて、もしかしたらあそこになにかラーメンにする秘密があるかもと行ってみるとそれは醤油と一味と胡椒。ボクだけじゃなく何人もがそこに助けをもとめてくじけて帰ってく。

低温調理が謳い文句のチャーシューはチャーシューというよりハムのよう。ネギは上等。メンマも太くて歯ごたえ、味わいともによい。でもラーメンじゃないんだよなぁ…、醤油の風味がどっしりしたつゆにはいった稲庭うどん。でもそう思って食べると決して悪くないし、食べてるうちにやっぱりうどんじゃないんだよなと、この独特が気になってくる。
結局全部食べちゃった。スープもみんな。全部飲んでもお腹が重たくならないし、舌が疲れることがないのは上等な素材でできているからでしょう。悪くない。ちなみにラーメンはハーフサイズがあって、向かい側に座った人がたのんで食べてた。でもその小ささったらびっくりサイズで、器が大きめの茶碗程度。ハーフサイズというよりも「お試しサイズ」って感じ。おそらく丼との組み合わせでお腹を満たせるようになっているのだろうけれど、両方たのむと1000円を遥かに超える高単価。これからどう転んでいくのか…、ちょっとたのしみ。オモシロイ。

 

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