羽田の蕎麦と家のさまざま

羽田で朝食。ひさしぶりにそばにする。
手荷物検査を終えてゲートの並ぶエリアにあるお店「石臼挽き蕎麦あづみ野」。
木造の軒に暖簾がゆらり。飛行場という近代的で無機質な空間に、スクッと一軒、日本家屋が佇むような楚々とした景色がボクは好き。
昔ここがサンゴウアンだった頃は店の周りがおいしい香りで満たされていた。出汁の香りが清々しくて、それを天ぷら油の香ばしい軽い匂いがフリルをつける。
食欲誘う香りにお腹をグーと鳴らせたものでしたけど、店が変わって油の匂いがキツくなった。油自体が悪いのか、管理が悪くてそうなるのか今日もかなりの油臭さに天ぷらそばをたのむの控えた。代わりにネギそば。そういえばサンゴウアンにも九条ネギそばっていうのがあってあれはなかなか旨かった。

それをイメージしながら、たのんで待ってやってきたのが普通のネギ。博多の万能ネギなのかなぁ。
青くて細いところを切って散らしたものだった。まぁ、それもよし。

お供に店の隣のおむすびやさんでおむすびを買った。
梅とシャケの2種類。
すぐ食べますからというのに三角柱のプレスティックのパックに詰めて袋に収め、おしぼりも入れて渡された。ボクらは食べるもの以外のモノのコストをこんなにたくさん負担している。いつまでこんな贅沢を許されるんだろう。
そもそも食の現場は貧しくなってしまっているのに、いつまでこんな贅沢を垂れ流して平気なんだろう…、ってしんみり思った。
ちなみに肝心の味はというと、コンビニエンスストアのおむすびってなんておいしくできてるんだろうって改め感心させられる内容でした。

梅干しもシャケもたっぷりはいっているんだけれど、ご飯の状態がよくなくて、下積みの貧しい生活という意味での「冷や飯を喰ってる」気持ちになっちゃった。
そばはそこそこ。麺の風味も汁の味わいもほどよくて、食べる前には気になったたっぷりのネギがシャキシャキ歯切れて、そばのねっとりした食感を引き立ててくれるところがいいなと思った。
ただ、食べるたびに汁が甘くなってくる。お江戸のそばのつゆはたしかに甘くはあるけど最後にキリッと強い酸味が幕引きをする。酸味が引くに従って出汁の旨味や香りがスクッと姿をあらわすところが醍醐味で、なのにこれは甘いばかりで食べてて疲れる。汁は残してしめくくる。

 

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ところで昨日の夜。家で料理を作って食べた。六本木のオステリアナカムラさんちで食べた料理を真似てふたつほど。
イワシの腹をかっさばき骨を抜いたのをマリネする。砂糖もくわえてちょっと甘めに仕上げたのにパン粉を叩いて焼いて仕上げた。ナカムラさんのは分厚いパン粉で揚げたモノ。より簡単にと焼いたのだけど、これがおいしい。
じゃがいもとブロッコリを一緒に茹でてバターを加えて潰したモノに茹でた玉子をあえて仕上げる。胡椒をちょっと強めにほどこし、これが飲むように食べられる困りモノ級のオゴチソウ。
絹揚げに仙台油麸、こんにゃくを甘辛味に炊いたもの。こういう料理は教わらなくても上手にできるようになっちゃいました。お年頃。

コメント

  1. ちい

    さっき新ジャガ
    のゴロゴロサラダを作り、厚揚げとこんにゃくの煮物を作ったところでした。
    ブログに同じようなお料理があって、ちょっと嬉しかったです。休みの日の、のんびりした気持ちで作るとよりおいしくなる気がします。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      ちいさん
      気持ちがつながっていたのかもしれませんね。のんびり作ってのんびり食べる。お腹が喜ぶ感じがするのが、おうちごはんのいいところですよね。

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