羽田の朝の天せいろ

羽田から移動の朝の日曜日。

a sango早起きをして飛行場の中で朝食ということにした。
かつて飛行場の中で朝食といえば、セキュリティチェックの前の、ターミナルビルの中のレストランでするのが賢い。
だって一旦、ゲートの中に入ったら、うどんやカレーのファストフードくらいしかなく、どこも高くて不味かった。高速道路のサービスエリアと同じような、期待をしてはならぬ料理ばかりだったのですね。

ところが随分変わりました。
おいしいお店が次々できた。
ちょっと高めというのは変わらずではあるけれど、味を我慢しなくていい店がたくさんできてありがたい。
むしろターミナルビルに昔からあるレストランは、ずっと変わらず昔のままで、逆転現象が起こりはじめているかもしれない。特に朝食どきに、ゲートの外をウロウロしなくちゃいけない理由はほぼなくなった。

a sango tenseiro考えてみれば、定期運行を促すために、なるべく早くセキュリティチェックをすませてもらうのが一番で、特に朝のラッシュどきに、表をウロウロされるより、中でウロウロしてもらえるよう工夫するのが効果抜群。
そして現在、成功中って感じがします。そしてここ。

サンゴウアンにやってくる。
白金の蕎麦の名店の出店で、まずはこのしつらえ。飛行場の中にできた能舞台のような構造、イメージで思わず気持ちが向かってく。
メニューは6種類ほどですか。
蕎麦も旨いけど天ぷらがいい。
朝の開店と同時に覗くと、ずっとエビの頭を殻を剥いてるんです。
その剥きたてを丁寧に揚げ、その揚げたてを食べられる。
いいな、と思う。特にここの熱い天ぷらそばはお腹があったまり、朝の体を目覚ます効果は天下一品。それにしようかと思いもしたけど、そういやせいろをまだ試してないな、と思って天ぷらせいろをたのむ。

a sango tensobaa sango tareみずみずしい蕎麦。
サイドに天ぷら。エビの天ぷらが二尾に野菜。立派で分厚いしいたけに、大葉にかぼちゃと姿端正でウットリします。
天ぷらのかたわらには塩。
蕎麦のタレの他に天つゆまでが付いてきて、その上等に再びウットリ。
エビの天ぷらをまず一本。塩で食べると衣がサクッと軽く歯切れて、おいしい香りの湯気がポワン。エビの甘みが引き立って、なんとも旨い。上等な味。
けれどこれはあくまで蕎麦のお供だからと、そばダレの中にトプンと浸して油を移してそばをズルンとたぐる。そばダレに油の風味と甘みが付いて、味に奥行きが出てくるのです。
あぁ、旨いなぁ…、しみじみおいしい。
うどんののど越しと違ったのど越し。撫でるような食感じゃなく、ざわざわくすぐる感じがたのしく、すべてをたぐり終えた瞬間に、口いっぱいに広がる旨みと、鼻から戻って抜ける香りにニッコリします。ほどよき量で満足できる。それもまた良し、大人な朝の日曜日。

 

 

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出発前の時間調節を伊勢丹のカフェでぼんやりとする。

a hanea tea40分ほどではあるけれど、何も目的なく、誰と喋ることなく正真正銘、自分の時間をぼんやりと。

最近ちょっと疲れ気味だなぁ…って、しんみり思う。
疲れ気味って思うと気持ちも疲れてしまって、思わずため息が漏れるんだけど、そのため息を飲み込むと、どんどん気持ちが重たくなる。
昔はため息をなんてつくもんか…、って思って必死にがんばったけど、歳をとるとそのため息も生きてる証拠と許せるようになってくる。
心や体に溜まるあれこれ。そのまま溜めると悪さするようなあれやこれやを、吐き出し気持ちを軽くするのがため息だって思うと気持ちが楽になる。
紅茶をもらって、ふふーって飲んだ。空は青くて、よいフライトになってくれそう。朝の9時。

 

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