羽田の寿司に天ぷら蕎麦

羽田から出発の今日。
昨日はハラハラしておりました。果たして出発できるかどうか…、場合によったら新幹線で橋を渡っていかなくちゃいけなくなるかもと思っていたら台風それてありがたきこと。万全期して最終飛行機。早めについて早めの夕食。寿司にする。
それにしても羽田の第一ターミナルの無駄に豪華なことには毎度、感心します。ターミナルビル真ん中のアトリウムなんて、台北グランドハイアットのロビーみたいに見えるもの。これがバブルって奴だったんだ…、誰にも必要のないものができてしまうのがバブル。感慨ひとしお。

寿司田にくる。
これだけ立派な施設を作ると、まさか寿司屋も回転寿司を入れるわけにはいかなくなっちゃう。
施設に釣り合う店をと思うと、高級店が並ぶことになる。
果たして旅の途中にこんな高級店で食事をしなくちゃいけないシチュエーションってあるんだろうか…、と思いながら、こうして食事をする人がいてしまうのがオモシロイとこ(笑)。

カウンターでお好み食べるのはちょっと重たく、それでお決まり。
お店一番のおすすめというのを試す。
立派で大きなお皿にまずは感心します。
しかもそこに点々と、絵を描くように寿司が置かれていて「高級なんだ!」と静かな声が聞こえる感じ。同じ寿司もギッシリ小さな皿や桶に並べればもっと気軽な姿に見える。寿司ひとつひとつも小ぶりで上等。茶碗蒸しに汁がついてくるのがこういうお決まり寿司のうれしいところ。

トロが2貫にカンパチに鯛。赤貝、生のボタンエビ。ウニにイクラに芽ネギがズラリ。厚焼き玉子に子持ち昆布、コハダに煮穴子でひと揃え。
どれをどの順に食べようかと寿司ひとつひとつをジックリ観察。鯛に皮が貼り付いてました。鱗の模様がバッチリ見えて、怖くて苦手で剥がして食べる。それがまずは最初の一貫。それからトロの握りを食べて、何を最後に残そうか…、と思ってひとつ、またひとつ。
寿司においては好きなモノを残す派で、あとで食べたい寿司の候補は赤貝、トロにウニ、数の子、それからコハダでそれらを残してパクパクと。結局最後はコハダでしめた。おそらくシャリがランチで残したモノだったのでしょう…、ちょっとバサバサ。それがしみじみ勿体無い。

 

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それからしばらく時間を潰し、間もなく出発という時間。
いつもはターミナルの端っこから出る四国に向かっての飛行機が、なんと14番ゲートというビルど真ん中からの出発で、その目の前においしい蕎麦があるのです。
白金にある三合庵の支店で、それほど混んでもいない。
よっしゃ、一杯、たぐっていこう。
目的地で何も食べなきゃいいんだからと、言い訳しながら天ぷらそばをたのんで食べる。

蕎麦しかないのが売りだったけど、最近、いなり寿司をはじめてそれもテイクアウトができるというのがよい工夫。
売上作りに一生懸命、わるくない。
蕎麦も全部で6種類ほど。さすがに暑い夏ということもあってかほとんどの人がせいろ、あるいは天ぷらせいろ。けれどココの熱い天ぷらそばは絶品。
麺がスベスベ、喉かけおりる喉越し感を味わいたければ冷たい蕎麦はたしかにゴチソウ。けれどココの汁はおいしく、出汁の旨みを心置きなく味わうのなら、熱い汁そばの方が良い。
それで熱い天ぷらそばを選んでたのむ。
注文が入って蕎麦を茹で上げて、水でキリッと〆たのを再びお湯につけて温めツユへと沈める。そのタイミングはエビの天ぷらが揚がる瞬間にあわせて、ジューッと汁に浮かべた途端に油がはじけて散っていく。
湿った音を合図に完成…、番号呼ばれてとりに行く。お盆の上に湧き上がるおいしい香りと一緒に席につき、さてさてズルンと味わい食べる。

酸味がおいしい鰹節出汁。
醤油の風味は最小限で、軽い甘みと豊かな旨みが口で膨らむ。
上等の出汁。
その出汁の中をゆったり泳ぐ蕎麦をたぐるとヌルンと唇分け入ってくる。
出汁をまとってあったかく、旨みと一緒に蕎麦の香りをまきちらす。せいろはどこか理知的で食べるとどんどん冷静になる。けれどあったかい蕎麦は肉感的にて食べ進めるとクラクラ、夢中になって我を忘れる…、そんな味。
天ぷら衣の油が汁に溶け出して、香ばしさやらコクやら風味が膨らんでいく。ムチュンと歯切れるエビのおいしさ。気づけば麺だけなくなって、天ぷらそばの抜きのようになるオモシロサ。
汁をゴクゴク、尻尾バリバリ食べ進め、そろそろ出発。でかけます。

 

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