美作「八戒」、551

岡山県の山間部にある小さな街。美作というところに昨日、開業したばかりのお店。「八戒」という焼肉店にやってくる。
もともと地元に根ざした焼肉店があった場所。やっていた人が歳をとって、元気をなくした。それでなんとかならないか…、というプロジェクト。

hakkaihakkai ryouri居抜き物件だから、お金をかけずに引き継ぐことも十分できた。
けれど、街の人にこれから10年、20年と贔屓にしてもらおうと思うと、そんな簡単なことはできない。
それでしっかり改装しました。
小さなお店が一軒分はできちゃいそうな投資をし、だからまるで新規開業みたいな意気込み。お店も立派になったけど、料理も気軽でたのしいモノにと今日はちょっと試食する。

ファミリーだとかグループ向けの手軽な肉の盛り込み大皿も豊富に揃っているのだけれど、そういう使い勝手になれてないのか昨日は一品料理ばかりが出たんですよね…、と。
だから高い単価が狙えるとあぐらをかいたらお客様の気持ちが離れる。気軽で得な食べ方をもっと広めなくてはならないんです…、と、それで気軽な料理をあれこれ。肉がおいしいのも大切だけど、タレがおいしく、白いご飯のお供にならなきゃいけないからと、特にタレには気をつける。

hakkai isiyaki驚いたことにご老人のグループ客がスゴく多い、
山村だから、シニア人口がもともと多くてビックリすることないかもしれない。
けれど今日も試食の途中でご老人が数人連れ立ちやってくる。
歯切れのよい肉を薄く削ぎきってささっと炙って、ポン酢のジュレをのっけて味わう、シニア向けを狙った料理。でもせっかくだから脂の乗った肉を食べたいって、これは不人気なんですよ…、って。シニアな人たちを老人扱いしちゃいけない時代なんだと気が引き締まる。

スープやビビンパは丁寧に。特に石焼ビビンパは、コチュジャンや味噌にたよるのじゃなく、出汁がしっかりきいた醤油ダレをベースにし、焦げた香りがおいしいように作ってる。
しかもそれを最初はカチャカチャ、勢い良く。すべての具材にタレや調味料をご飯にキレイに混ぜあわせ、最後はやさしく、スプーンの背中で撫でるようにしてそっと仕上げる。「しばらくおいてオコゲを作って召し上がれ」と、とても丁寧。いい感じ。
ふっくら、しっとり。だからオコゲがバリバリしてなく、こりゃおいしいやと舌づつみ。

さて移動です。高速バスにのって一路東に。新大阪を目指して走る。

go misego menu田園風景がずっと広がり、緑豊かな中国山地の裾野を眺める。風は冷たくまだ冬気分。けれど木々は緑に色づき始めて、春の気配にニッコリします。
2時間半ほどでバスをおり、新大阪にて腹ごしらえして帰りましょうと食堂街をぼんやり歩く。
ちょうど夕食時でもあって、串かつ店とかたこ焼きの店にはかなりの行列。
「551蓬莱」の店にも小さな行列があり、ありゃ、混んでるか…、と思ってみたら、それはテイクアウトの行列でした。
イートインのレストランは、まだまだ空席がたくさんあって、そこで軽くの夜にする。

豚まんが有名な店ではあって、けれどレストランでは売ってない。もしココで豚まんつきのラーメンセットとか売ればたちまち、行列人気になるのだろうけど、絶対しない。レストランにはレストランの売るべきものがあるからだ…、というコトなんでしょう。オモシロイ。

go teishokugo hoihan一番人気はあんかけ焼きそば。二番人気はラーメンとミニチャーハンのセットの模様。
ボクはココの名物料理が3種類つく、定食選んで、食べることにする。
3つの料理は、酢豚に海鮮うま煮にエビのてんぷら。
肉に野菜に魚に揚げ物と、バランスの良い組み合わせ。
東京の中国料理と大阪、神戸の中国料理を比べて一番違うところが、あんかけの味の整え方。東はオイスターソースの風味をつける。西は塩味。素材そのものの味が際立つ作り方。
特にココのうま煮はキリッと塩の風味がすべての旨みをひきしめる。白菜のシャキシャキ感やイカのクニュクニュ、なによりエビのムッチリ感は見事で旨い。あんかけ焼きそばが人気あるのも頷ける味。
もひとつ特徴的なところは、エビのてんぷら。
よく見るのです。東京だったら、まず間違いなく鶏の唐揚げがついてるところ。エビにポッテリ衣をつけてパリッと揚げる。これまた塩の風味が旨く、本当はこれでビールだよな…、と思ったりする。オキニイリ。
海鮮うま煮をご飯にかけて、海鮮あんかけご飯を装い、ハフハフズルズル、一気に駆け込む。さてさてまもなく出発です。

 

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