羅豚の豚しゃぶ。アイスラテにマキアート
昼の新年会に「羅豚」に来る。
ガラス張りのビルの10階。窓の外に広がる景色のさわやかなこと。
エレベーターをおりたホールが若干暗めの設えで、だから客席ホールの明るさが際立ち眩しく感じるほど。
超高層というわけじゃない。だから遠くまで見通せるわけではないけど、逆にビルが近くに見える。リアリティのある景色とでもいいますか。町を間近に感じられるようでなかなかによい。
予約は豚しゃぶがメインのランチ商品限定で、それに惣菜、サラダにドリンクバーがついてくる。
厨房前に設られたバイキング用のカウンター。鍋野菜とサラダ野菜をかねた生野菜にスイートコーン、春雨のピリ辛サラダ、ちくわのお磯辺揚げと贅沢なものがあるわけではないけれど、しゃぶしゃぶ待ちのお腹に程よい料理が並ぶ。
とりわけ用のお皿がほどよいサイズの和食器で何を盛り付けてもおいしそうに見えるところがまたありがたい。
ドリンクバーにも10種類ほどの飲み物が用意されてる。
ディスペンサーじゃないのがうれしくグラスが上等。
いわゆる食べ飲み放題とは違った上質感を味わうことができて良い。
浅めの金属製の鍋に出汁。
刻んだネギをたっぷり入れて、そこに生のニンニクを入れて風味を整える。
豚肉を浮かべるように置き、熱が入ったところでネギを一緒に巻くようにしてそばつゆに浸して食べるという趣向。
豚しゃぶはポン酢や胡麻ダレじゃなくてそばつゆで食べるのが不思議とおいしい。牛肉と違って豚の味わいは繊細で、ポン酢や胡麻ダレだとタレを食べてる感じがするのね。
肉は豚のロースとバラ。ロースは若干厚めに切って、ざっくりとした歯応えをたのしみ、極薄に切った豚バラは脂がとろける食感を味わう趣向。肉がほどよき状態で、たくさん食べてもお腹を重たくしないところが悪くない。
〆はそば。細めの生麺を硬めに仕上げて汁をかけたかけそばで、柚子胡椒に七味で風味をととのえズルリ。食後のケーキも食べ放題で、シュークリームを選んで食べる。お腹がたのしく満ちる店です、オキニイリ。
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ブルックリンロースティングカンパニーでお茶。
オキニイリのお店です。東京フォーラムのコンコース。ガラスの箱と箱の間に小さな森が収まったみたいな外の空間がまずオキニイリ。
お店の中にいても緑を感じることができる場所が東京都心にあるってうれしい。
ゆったりとしたテーブルに座りやすいベンチチェア。ぼんやりするにもちょっと仕事をするにもいい場所。そしてなによりコーヒーがおいしくって今日はマキアートをもらって飲んだ。
深煎りの豆で作ってもらったのだけど、これが苦くて酸っぱくて一口目にはちょっとびっくり。お水をもらう。
口に含んでしばらくそのまま味わってお水を飲むと口の中に苦味、酸味以外の旨味や風味、コクを感じてホッとする。飲み終わったカップをみるとエスプレッソの粉がたっぷり貼りついていてたっぷり豆を使って作ってくれたんだって思ってニッコリ。
マキアートを一杯飲んでもまだ時間がたっぷりあって、さっきの豆でアイスラテを作ったらおいしいのかなぁ…、って思ってたのむ。
挽いたばかりの豆をぎっしりポッドに詰める。体重をのせてグイグイ押し込みプシューッと蒸気を通して落としたエスプレッソ。カップに氷、ミルクを注いだたところに注いで手首のスナップをきかせながらグルングルンと回して混ぜる。
そういえばスターバックスが日本に来たとき、この仕草が特徴的でオモシロイなと思ったことがあったけど、最近とんと見なくなった。なつかしい。
ちなみにアイスラテのおいしいこと。一口目はやっぱりちょっと酸っぱいんだけど、それにもたちまち慣れてミルクの甘みを心置きなくたのしめる。コーヒーの香りもふくらみふくよかになり、やっぱりミルクはおいしいんだなぁ…、って思ったりした。オキニイリ。