絶望という名前のスパゲッティ

昼をひさしぶりのお店でパスタ。
伊勢丹の並びにあるビルの3階に「IVOホームズパスタ」っていう店がある。
渋谷に本店があって、そこの姉妹店という位置付けのお店でちょっと独特なパスタがあって、それで有名。その独特を味わいましょう…、とお店に入る。
…、と改装したばかりのようでキレイになっておりました。

以前は喫茶店風の店で窓に面したカウンター席がちょっとバーな感じもしてた。そこがテーブル席に変えられてグッとレストラン的な落ち着き持った雰囲気的してる。
ちょっとよそいき風だなぁ…、と思うも店で働くスタッフは昔通りの外国人。インド亜大陸のどこか、例えばバングラデシュのようなとこからやってきたおばさんたちで、厨房の中にはマサラな音がガンガンかかっておりました。なんかたのしい…、面白い。

夜は気軽なイタリア料理がたのしめる店。
ランチはパスタが15種類ほど。
目当ての独特は「絶望のスパゲティ」という料理で、その絶望が1200円で買えるというのがありがたいよな、迷惑のよな(笑)。

そもそもペペロンチーノのことを絶望のパスタというコトがある。
絶望的にお腹が空いて、なのに手元に食材がニンニクと赤唐辛子くらいしかないような絶望的な状態で、こんなにおいしいパスタが作れる。
だから絶望のスパゲティ…、という由来。
けれどココの絶望は、「絶望的なほど作るのに手間がかかって時間がかかり、つまり作っている人が絶望的な気持ちになるから」という所以にて絶望という。

茹でた麺がちょうど切れたタイミングでちょっと待ちます。
15分ほど待ちましたか…、絶望的な空腹を感じるちょっと手前のタイミング。
お待たせしましたとやってきた料理は絶望的なほどとっちらかっておりました。お皿の縁にソースが散らかり、勢い余ったソースがお皿の下の受け皿までをも汚す。トマトとニンニク、オリーブオイルのおいしい匂いがもしなかりせば、絶望的な気持ちマックス!って感じのひと皿。
でもそれ見てお腹がグーっとなり、たちまち気持ちは上機嫌。オキニイリです…、さぁ、食べる。

基本的にはトマトクリームのスパゲティです。
ソースの中にはマッシュルームに椎茸、しめじとキノコがタップリ。それ以外の具材は玉ねぎ、みじん切りにしたオリーブ、にんにく、鷹の爪。それらはすべて良く煮込まれてソースに溶け込み姿をなくしてパスタにからむ。器を持ってちょっと揺するとソースがタプンタプンと揺れ続けてる。
パスタは細め。固めに茹でてこの熱々のソースの中でもへたらぬように工夫されてる。それにからんで口の中へとやってくるソースが旨い…、トマトの酸味にキノコの旨味。クリームのコク、にんにくの風味が混じり合いパスタと一緒に口の中へとなだれ込んでくる。塩がしっかりきいていてすべての味がくっきり輪郭もって口のすみずみたのしませるのにうっとりします。

追加で粉チーズをもらってパラリ。テーブルの上に置かれてたカイエンペッパーをぱらりとタップリ。チーズのコクやカイエンペッパーのビリビリとくる辛さでソースはどんどん旨味を増して、でもそれにつれお皿の中が収拾つかなくなるくらいとっちらかっていくのがたのしい。
パンを浸してソースをパクリ。食べ進めるとソースというよりスープのように見えはじめスプーンを使ってソースをパクリ。辛味で汗が滲んでくる。
それもかまわず一口、そしてまたひとすすり。あっという間にお皿の中は空っぽになる。サービスで選べる加糖のアイスコーヒーをごくりと飲んで、口をなだめてお腹に蓋をして終える。

 

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