紙の月

164641_01映画を一本。
とは言え映画館ではなくHuluで配信されていた映画の動画。
NetflixとHuluの両方のサービスに加入していて、どちらも同じようなコンテンツが登録されていることもある。
けれどHuluは邦画に強く、Netflixはオリジナルコンテンツが多彩に揃う。
どちらもともにオキニイリのモノがあって、どちらかひとつのサービスにまとめきれないところがなんだか悩ましく、しかも最近、どちらも次々、新たなコンテンツのアップデートが激しいことにウレシイ悲鳴。
すべてのコンテンツがずっと配信されてるわけではないので、急いで見なくちゃいけないって思ってずっとかけっぱなしにほぼなっている。
ボクの家のテレビはほぼニュース専用。
それ以外の時間はモニター代わりになってる。
テレビ番組がおもしろくないからしょうがないかと思うこの頃。

観たのは「紙の月」。
最近、流し見するのがほとんどだけどこれはしっかり観てしまいました。

宮沢りえが主演をつとめるサスペンス映画。
彼女の役柄は銀行員。
夫婦二人でシアワセな生活を送る主婦で銀行の営業職。彼女がいつしか銀行の金を着服し、巨額の横領事件を起こしてしまうという、その結末はわかってる。わかっているがゆえに、一体何がきっかけで、どのようにして横領するのか。そして手にした金をどのように使っていくのか…、というコトだけに気持ちが向かう。

ドキドキします。
そのドキドキを増幅させるようなスローモーションを多用した映像に、ハラハラ感を裏切る明るく軽い音楽。抑えた宮沢りえの演技も見事です。
着服した瞬間から、破滅を予感させるのですね。予感させるだけじゃなく、着服した彼女自ら意志を持って破滅に向かって驀進していく。その疾走感。その爽快感。
シアワセを感じていながら、いつまでもこのシアワセが続くはずがないと感じるコトがもしかしたら「生きている実感」なのかもしれず、だから不思議なほどにこの映画の主人公の気持ちに、気持ちがシンクロしていく。悪いことをしたというコトはわかってる。けれどそれで自分が自由になれたんだという、その結末に向けてひたすら走り続ける、なのに静かな緊張感に満たされた名作でした。

ちなみに彼女を取り囲む共演者たちの演技の見事で鮮やかなコト。ホラー映画でもなく、大作映画でもなく、ましてやアニメじゃない日本の映画にこれほど感動できるとは…、ってしみじみ思った。オキニイリ。

コメント

  1. みやはら

    テレビ、つまらないですよね。中学一年生が何も見てないです。YouTubuばかり見ています。私(46)も何年もドラマも観ず、録画する番組も面白くないから消す、の繰り返しです。私だけじゃなかったんですね。良かった。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      みやはらさん
      自動プログラムで撮っている番組がいくつかあるのですけれど、それも見なくなっちゃいました。
      昔はテレビ番組はつまらなくても、CMはオモシロイからと見ていたりしましたけれど、その肝心のCMもつまらなくなっちゃった。なのにテレビに出たがる人やお店が多いのにはビックリしちゃいます。

  2. おすぎ

    原田知世さんが主演されていた
    NHKドラマの「紙の月」好きでした。
    宮沢りえさんの映画はまだ見てないのですが
    ドラマは、ジワジワ破滅に向かっていくような
    昭和な隠微な雰囲気が、私は感じられて好きでした。
    映画、私も家で見ようっと。
    テレビの画面が大きく美しくなって
    映画は見やすく、バラエティなどは見づらくなったと感じてます。
    テレビのゴチャゴチャした番組は
    小さい画面の方が何故か面白く、、年をとった所為かしらん(笑)

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      おすぎさん
      皆さん、知世ちゃんのテレビドラマ版がよかったよっておっしゃいます。
      アーカイブを探して見なくちゃ。
      知世ちゃんの清楚な雰囲気。
      どこか浮世離れしたところが、儚さと破滅感を旨く演出してくれるのでしょうね

      最近のテレビはいたずらに発信する情報量を多くしようとしているようで、画面が騒々しい。画面を見ないでおいても、賑やかしの芸人のコメントの声が騒々しい。
      なやましい存在になっちゃっています。ボクも歳を感じますが、そんな年のとり方もわるくないかと思いますね。

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