紅とんの昼は宇奈とと。ど冷えもんの一号機

四谷三丁目の「紅とん」って居酒屋さん。
炭で焼き上げる串焼きがメインのチェーン店。ウィンナタコさんとフライドポテトがおいしくて、よく行っていた。
とんかつ、唐揚げ、生姜焼きにカレーと言った手軽なメニューのランチをずっとやっていた。
ところが最近、ランチメニューが一新された。
…、というか、ランチタイムだけお店の看板に「宇奈とと」って書いた幕をかぶせて、のぼり旗やメニュー看板も宇奈とと仕様。
宇奈ととといえば手軽な値段でたのしむことができる鰻丼チェーン。40軒ほど展開してて、最近では炭火焼鳥のオオギヤとのコラボ店舗を増やしてる。
ダブルネームショップって彼らは呼んでるみたいだけれど、炭で焼くのがおいしい鰻と、炭で焼くとおいしい焼鳥はオペレーション的に相性がよい。
紅とんは炭で仕上げるやきとん、串焼きがメインの居酒屋。相性がいいかどうかを見極めるための実験店舗なのでしょう。今のところここ1店舗のようであります。ためしてみます。

メニューは鰻丼、うな重、ひつまぶし。
一番安い鰻丼が590円。
鰻一尾を使った特上うな重でも1800円。
鰻の蒲焼きが二切れ入った、一番の推しの鰻丼ダブルが1100円とランチとしてはいい値段。
肝吸い、赤だしは別料金で鰻丼に肝吸いつけて750円。今日のランチはそれにする。

しばらく待ちます。10分以上、15分はかからない程度の時間を待ったと思う。
あぁ、焼いているんだなぁ…、とその待ち時間がうれしく感じる。
最近、鰻を扱うファストフードが結構増えて、レンジアップやコンベクション、湯煎で仕上げるところがほとんど。ある程度の値段が取れる。人気もあってしかもテイクアウトに適しているから導入したくなるんだろうけど、やっぱり炭で焼いてほしい。

蒲焼きひと切れ。ご飯少なめでお願いしたけど、ご飯に比べて鰻の量はやっぱり少ない。
鰻は分厚い。脂もしっかりしていてタレと一緒にこんがり焼けてて香ばしい。山椒をパラリ。ひと口かじってご飯をパクリ。むっちりとした肉厚の鰻の食感、味わいなかなかによい。
蒲焼きのタレが別添えでやってくる。甘くてトロンと粘りがあってご飯がすすむ。ただやっぱりご飯のおかずの量が少なく、最後は肝吸いをかけてサラサラ、お茶漬けにする。鰻の脂とタレの味、出汁が混じってひつまぶしっぽい味がするのがオモシロイ。
野菜不足がいなめぬ献立。ちょっと工夫をすれば使い勝手が良くなるのになぁ…、って思ったりする。お勉強。

 

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紅とんの近所に「太平軒」というとんこつラーメンのお店がある。
もともと業務用の餃子工場があった場所。直販の売り場もあってにぎわっていたのだけれど工場が移転し、お店ができた。
それも最初は冷凍餃子の販売促進を兼ねたポップアップみたいなラーメン店で、それがいつしか本格的なとんこつラーメンのお店になったという、不思議な歴史を持った店。
コロナ直前に「ど冷えもん」という冷食自動販売機が置かれた。今でこそいろんなところに置かれるようになっているけど、実はここのが一号機。設置されたときには一体どうなることやら…、って思ったけれどコロナがこういう食品の売り方を当たり前にしてしまう。
案外売れているらしくもあり、餃子の小売からはじまったこの店だから、これも正常進化の道筋なのかもって思ったりする。これもひとつのお勉強。

 

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コメント

  1. ゆう

    近所の焼き鳥居酒屋「八剣伝」も同じ形式ですよ。
    普通の宇奈ととにある漬物やサラダはここでは置いていないのでしょうか。
    ダブルがご飯とのバランスが一番いいと思います。
    でもたまにギガ祭りというのをやっていて、うなめし四倍増量です。
    切れ端とか集めたにせよ企業努力は凄いですよね。
    ちなみに今やっています。

    • サカキシンイチロウ

      ゆうさん
      せめてサラダがあってくれれば…、って思うんですけど紅とんとのコラボ店舗にはないようなんです。
      売れる商品を持っていても場所がない会社と、場所があっても商品の決め手に欠ける会社との協業。これからも増えるんでしょうネ。

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