立喰の寿司、御膳そば

ランチを新宿の魚がし日本一の立喰の店。
インバウンドの人たちに人気の店で、いつも店の表まで人が溢れていたりする。ところが今日はウェイティングもなく静か。
この暑さです。さすがに店の外で待ってまでってことなんでしょう。一蘭の行列も昼間はすっかり短くなった。ランチタイムには気軽な値段のお決まりセットがあって混んでるときにはテキパキたのめて便利ではある。けれど今日は握り手さんを3人くらいで分け合う程度の混み具合。お好み注文、たのしみました。
まず貝を2種類。ホッキととり貝。それにコハダを2貫づつ。水で濡らしたバランの上にスタッと置かれる寿司の姿の凛々しいこと。若干シャリが小さめで舌の上にキレイに収まるサイズがウレシイ。

ここのシャリは酢が立っている。キリッと酸っぱめ。人肌にしてパラッと散らかるボク好み。酢〆のコハダと一緒になってお腹の入り口がパカッと開く、オキニイリ。ホッキもとり貝もクニュクニュとしてなめらかで甘露甘露とニッコリです。数の子と本マグロの赤身と続く。パラパラちらかる魚卵の食感、ピトッと舌に貼り付いてスパッと歯切れるマグロの赤身。スッキリとした酸味がおいしい。
それからここで1番好きなのが炙りゲソ。マヨネーズをたっぷりのっけてバーナーでこんがり焼く。焼けたマヨネーズがとろけて風味がなんともおいしくシャリと混じってとろりととろける。最後にウニの軍艦巻き。ウニが甘くてお腹にやさしく蓋をする。

 

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家に帰る前に小腹満たしにと永坂更科布屋太兵衛による。
東京メトロのビルの地下。実力派だけど気取らぬお店が並ぶ食堂街の一角にあり、いつも大人顧客でにぎわっている。昔はいつもボクが最年少だったんだけど、ボクも随分大人になった。今日はちらりほらりと明らかにボクより若そうな女子に男子が食事をしてた。
せいろをたのむ。
するとつけダレが入った徳利が2つやってくるのがここのスタイル。ひとつはあま汁、ひとつはから汁とかかれてあま汁の方は旨味が強く、から汁の方は風味が強い…、ように感じる。何度も何度も味の違いをたしかめてみたのだけれど、甘い、辛いという表現に気持ちが窓っていまだにどっちがどっちかよくわからない(笑)。ボクはいつもから汁メイン。ネギとわさびでひと揃え。

ここの顎をガツンガツンと叩いてとろける生粉打ちそばが大好きで、けれど今日はもっと涼しい食感の御膳そばを選んでたのんだ。
極細のそば。そうめんのような見た目、細さではあるけれど口に含むとそばならではのちょっとゴワゴワした食感に、舌にざらつく感じは健在。細い分、たっぷりタレをたぐりあげ口の中をみずみずしくする。
噛む必要はほとんどなくって、スルスルお腹の中へと収まる。暑い一日のしめくくりにはちょうどいいかと思ってスルリ。
蕎麦湯でタレを割ってゴクッ。醤油の風味の影にかくれてなり潜めていた旨味、香りが目を覚ましお腹もほどよく満たされる。

 

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コメント

  1. Michiko

    永坂更科布屋太兵衛、あの新宿のごみごみした所に小さく頑張ってるお店、懐かしいな。

    学生の頃、バイト明けにお腹が空いて独りで入ったこと(ファーストフード以外の店は勇気が要りました、当時)、そこでかけそばを掻き込んでそのおいしさに瞠目したことを思い出します。西出身、麺はくたくたがあたりまえのうどんばかりで蕎麦を知らなかった!それから東京での蕎麦やさん巡りを楽しみ始めました。今度またいってみたいです。

    • サカキシンイチロウ

      Michikoさん
      あのゴミゴミ感は何年たっても変わらず、テナントも一部入れ替わったもののほぼ昔のままという、時を忘れたフロア。いとおしくてしょうがありません。
      ボクも西の出身。
      立喰蕎麦の店に入っても、しばらくはうどんばかりをたのんでいましたが、ここで試しに蕎麦を食べ、たちまち蕎麦のファンになってしまった思い出があります。

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