立ち食いそばの遅い朝

朝をちょっとドタバタして遅めの朝ごはんになっちゃった。新宿西口のメトロ街。ほとんどの店が11時開店なのだけど、一軒だけ朝の10時半からやってるお店があって、それが立ち食いそばの店。
永坂更科布屋太兵衛の立喰コーナー。カウンターの奥に小さな窓があり、その内側は隣接している永坂更科布屋太兵衛のキッチン。そこで蕎麦が茹であげられる。茹で上がった蕎麦が丼に入れてストンと窓に置かれて、そこに出汁を立喰コーナーのおばちゃんが注いで天ぷらのせて完成。茹で上げだから一般的な立喰蕎麦に比べてちょっと待つけど、断然おいしい。

今日も開店直後ということもあり、蕎麦がでてくるまで3分ほども待ちましたか。
ボクの先に注文をしていたおじさんたちも、みんなニコニコしながらおとなしく待つ。
今日ビックリしたのが、海外からの観光客が並んでいたこと。
券売機で食券を買うのが珍しかったようでちょっとドタバタしてた。
それもたのしい旅の思い出になるんでしょうネ。
彼らの前には台湾からのお客様。何かにのってたの…、っていうとSNSに写真を見せる。のれんの中に並ぶお客様の後ろ姿がとても日本的だといって、自分のこの背中の一つに今日はなれるんだ…、って。受け取り方は人それぞれ。

ちなみにココの蕎麦はボリュームたっぷり。
売れ筋のメニューの値段が750円とちょっと高めではあるけれど、中にたまるたっぷりの量。

分厚い陶器の大きな器がズッシリ重たく、食べる前から充実感に浸れる一品。しかも熱々。目の前の大きな寸胴鍋の中から、柄杓ですくって注いだばかりの汁から湯気。目にも熱さが伝わってくる。
選んだ蕎麦は春菊天そば。どっしり大きく、どっしり分厚いかき揚げ状の春菊で、乗せると丼の中がほぼ完璧に春菊天で一杯になる。

そこから麺を引きずり出して七味をかける。熱々の汁の中で蕎麦はトロンとやわらか。けれどそっと持ち上げると、切れることなくズズッと上に持ち上がる。ふうふうしながらズルンとたぐると、口に広がる出汁の風味と蕎麦の味わい。
モグモグしながら箸でかき揚げをほぐしてく。粉でギッシリかたまり揚がった春菊が、ユックリほどけて中からエビがゴロンとでてくる。春菊天といいながら、中にゴロゴロエビがはいっているとこに、老舗の謙虚を感じてニッコリ。普通だったら、エビ春菊天とでも名乗りそうなありがたきこと。
食べてるうちにどんどん汁が緑色になり、壊れて漂う天ぷらの油でキラキラしはじめる。香り鮮やか、朝のお腹にたのしいゴチソウ。汗をかきかき、食べ終える。

 

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それにしても朝から暑い火曜日です。
水分補給にとペットボトルで水を運んでも、すぐ生ぬるくなる。
冷たい水よりちょっとあったかい目の水の方が体にいいんだと、わかっていても、生ぬるい水はどうにもこうにも気持ちが悪くて、それでドトール。

グリーンレモティーハニーをもらう。
緑茶の苦味にレモンの苦味。
口の中に入れるとこの苦味ってどっちの苦味?と迷うたのしさ。
蜂蜜のコッテリとした甘みと軽い渋みが苦味を引き立て、口の中をスッキリさせる。

今年の夏はこれにハマってみましょうと思ったりする。
テーブルの上にできる水玉が今日の湿度と暑さをボクに見せつける。

コメント

  1. かっち

    おひたしのイメージしかありませんでしたが、春菊て天ぷらにしても美味しいのですね。
    おそばに合いそう。
    夏なのに、熱いおそばが食べたくなりました。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      かっちさん
      春菊のかき揚げの蕎麦の魅力に開眼したのがこの店でした。
      青臭くって、食べるとお腹の中がスッキリするような感じがするのが夏にはとてもうれしいんですよね。冷たいモノばかり食べてしまいがちな夏。熱いお蕎麦で汗をかくのもいいものです。

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